お腹は空いていないのに、なぜか何かを食べたくなる。そんな“なんとなく食欲”に心当たりはありませんか?これはただの意志の弱さではなく、ストレスや習慣、ホルモンの影響など、実は心と体のバランスが関係していることも。
まずは「本当の空腹か」を見極める
「本当にお腹が空いてる?」「それとも別の感情?」と、まずは自分に問いかける時間を持ちましょう。空腹であればおにぎりや野菜など栄養のあるものが食べたくなるはず。
でも、欲しいのがチョコやポテチなど“ジャンクなもの”なら、それは感情的な食欲の可能性大。水を1杯飲んで5分待ってみる、それでも食べたいなら“軽く口にする”くらいにとどめてOK。無理に我慢せず、“観察する”ことで気持ちが整理されます。
「口寂しさ」を他の行動に置き換える
「なんとなく口が寂しい」と感じたときは、別の習慣で気をそらすのがおすすめ。たとえば白湯やハーブティーをゆっくり飲む、軽くストレッチをする、アロマを嗅ぐ、日記を書くなど、“五感を満たす行動”は意外と効果的です。
大切なのは、「食べないようにしなきゃ」と頑張りすぎないこと。別の選択肢を用意しておくことで、“食べる以外の方法で自分を満たす”クセがついていきます。
ストレス・習慣・ホルモン…。原因に気づくだけで変えられる
「空腹じゃないけど食べたい」状態は、ストレスが溜まっているサインかも。仕事や人間関係、睡眠不足や生理前など、心と体に負荷がかかっている時ほど“食べることで落ち着きたい”という衝動が強くなります。
そんなときは、「私、疲れてるんだな」「ちょっと甘えたい気分なんだ」と認めてあげることが大切。
空腹じゃないのに食べたくなる――それは、あなたが頑張っている証かもしれません。だからこそ、ただ我慢するのではなく、気持ちを見つめて、やさしく向き合ってあげてくださいね。<監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>