「朝ごはん、ちゃんと食べているのに痩せない…」——そんな人は、“朝食の中身”を見直してみる必要があるかも。実は、朝に何を食べるかで、その日1日の代謝が大きく変わります。

そこで今回は、「太る朝食」と「痩せる朝食」の“違い”、そして1日の代謝UPを狙うために押さえるべきポイントを紹介します。

“パンだけ朝食”は太りやすくなる?

「朝はトーストとコーヒーだけ」「菓子パン1個で済ませる」などの“パンだけ朝食”は、実は太りやすい原因の1つ。特に白いパンや甘いパンは血糖値を急上昇させやすく、脂肪をため込みやすい体に導いてしまいます。しかも、腹持ちが悪く、午前中に間食を欲する原因にもなるでしょう。

何を食べるかで1日の代謝が決まる!「太る朝食」と「痩せる朝食...の画像はこちら >>

パンを取り入れる場合は、たんぱく質(卵、ハム、チーズ)や食物繊維(野菜、果物)を組み合わせることで、血糖値の安定と満足感の両立が可能です。

“痩せる朝ごはん”のカギは、タンパク質と食物繊維

代謝を高めたいなら、朝食の主役にすべきは「タンパク質」。卵や納豆、ヨーグルト、豆腐といった食材は、体温を上げて代謝を促進する働きがあります。さらに、野菜・きのこ・海藻類などの「食物繊維」を取り入れると、腸内環境が整い、満腹感も持続。

おすすめは、「卵かけご飯+味噌汁+海苔+納豆」のようなシンプルな和食スタイル。自然とバランスがとれ、無理なく続けやすいのもポイントです。

“朝の甘い誘惑”が代謝を乱す?血糖値スパイクに注意

「朝だからチョコくらいいいかな」「甘いラテで一息つきたい」——そんな“朝の甘い誘惑”が、実は体重増加の引き金になっていることも。特に空腹の状態で糖分をとると血糖値が急激に上がり、その後の強い空腹やドカ食いを招く“血糖値スパイク”を引き起こします。

どうしても甘いものが欲しい場合は、食後に少量を楽しむ程度に。飲み物もなるべく無糖か、低糖質なものを選ぶのがベターです。

朝食で代謝を上げる。
それが「痩せ体質」への第一歩

朝ごはんは、ただ食べるだけでなく「何をどう食べるか」が大切。パンをやめなくても、組み合わせを工夫するだけで代謝を高める朝ごはんに変えられます。1日の代謝スイッチを入れることで、無理なくダイエットにつなげていきましょうね。<監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>

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