会議や作業に追われ、気づけば一日中座りっぱなし——。体重は変わらないのに、スカートやパンツがきつくなった…そんな経験はありませんか?30代事務職・Bさんもその1人。

運動嫌いで食事制限も苦手な彼女が選んだのは、朝と夜の1日5分だけ“姿勢リセット習慣”。わずか半年でウエスト−10cmを達成し、見た目まで大きく変わったというその方法と続けるコツを紹介します。

ぽっこりお腹の原因は「骨盤前傾」と「腹筋の弱まり」

Bさんのお腹は、体重増加がないのに前に突き出たような形に。原因は長時間座りっぱなしによる骨盤前傾と腹筋・背筋の弱まりでした。

座位姿勢では体幹の筋肉活動が低下し、内臓が前に押し出されて“下腹ポッコリ”の見た目になりやすいのが現実。「食事制限よりも、まずは姿勢を正すことから始めよう」と、Bさんは毎日5分の【簡単姿勢リセット習慣】を始めたと言います。

毎日2回の簡単エクササイズでお腹のシルエットが変わる

まずBさんが取り入れたのは、猫背と骨盤前傾を整える2種の簡単エクササイズ。

・キャット&カウ(四つんばいで背骨を丸め・反らす) 30秒×3セット

・プランク(肘をついて体を一直線にキープ) 30秒×3セット

これを朝と夜の1日2回実践。短時間でも「腹横筋」や「脊柱起立筋」などの姿勢保持筋が刺激され、日中も自然と背筋が伸びるようになったそうです。また、2週間ほどでお腹の張り感が減り、服のウエストが緩くなる変化を感じ始めたと言います。

座りっぱなし防止が「日中の脂肪燃焼力」を上げる

Bさんは簡単エクササイズに加え、デスクワーク中に1時間ごと立ち上がるよう、アラームを設定。立ったついでに背伸びや軽いスクワットで血流を促すことを意識したそうです。

実は、座る時間の短縮は、日常の消費カロリー(NEAT:非運動性熱産生)を高める上で効果的。「始めて半月経ったくらいから、同僚から『痩せた?』と聞かれることが増えました。

それに体重はほぼ変わらないのに、確かに鏡に映る自分のシルエットが全然変わっていたんです」と振り返ります。

Bさんの例からわかるように、姿勢を整えることは見た目改善の近道。座りっぱなし生活で固まった体をほぐすだけでも、ウエストラインは確実に変わります。ぽっこりお腹やくびれのぼやけが気になるなら、ぜひBさんの例を参考に今日から“姿勢リセット”を習慣化してみませんか?<取材&文:beauty news tokyo編集部>

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