「ジムに通う時間はないけれど、運動不足は解消したい」と考えていた30代営業職のDさん(仮名)。彼女が始めたのは、通勤時間を“運動時間”に変えるというシンプルな方法でした。

1日1万歩以上を目標に、エレベーターを使わず階段を選ぶ──たったそれだけで、2ヶ月で体重は−6kg、ウエストは−7cmを達成。今回は、そんなDさんが実践した【ダイエット習慣】を詳しく紹介します。

「通勤時間→運動時間」で消費カロリーを底上げ

Dさんの職場は最寄駅から徒歩15分。以前は疲れを避けるためエスカレーターやエレベーターを利用していましたが、「せめて通勤を運動代わりにしよう」と決意。最寄駅から会社までは早歩きに変更し、階段利用を徹底しました。さらに、昼休みにはランチ後に15分ほどオフィス周辺を散歩する習慣をプラス。結果、1日の歩数は平均9,000~10,000歩に。

通勤時間を“運動時間”に変えて−6kgに成功!毎日1万歩&階...の画像はこちら >>

体重55kgの人が1万歩歩くと約275kcalを消費するとされます。週5日で1,375kcal、2ヶ月なら約11,000kcal(脂肪約1.5kg分)に相当。これに食事改善を組み合わせれば、しっかりとした減量効果が期待できます。

階段利用で下半身の大きな筋肉を効率的に鍛える

Dさんは職場と最寄駅駅の移動だけでなく、普段の移動でもエレベーターやエスカレーターの利用を封印。その結果、1日平均10~15階分の階段を上るようになったと言います。階段昇降は平地歩行の約2倍のエネルギーを消費し、「大腿四頭筋」や「大臀筋」など下半身の大きな筋肉を鍛えるため、基礎代謝UPにも効果的です。

「最初は息が切れて大変でしたが、2週間ほどで慣れました。

脚に筋肉がつき、ヒールで歩いても疲れにくくなった実感があります」とDさん。基礎代謝が上がることで、日常生活でも消費カロリーが自然と増えていきます。

続けられた理由は“日常生活の延長”だから

この習慣を続けられた最大の理由は、「運動のために時間を作らなくていい」という点。日常生活の延長線上でできる活動増加(NEAT)は、継続しやすくリバウンドしにくいのが特徴です。「通勤ついでに痩せられるなんて思ってもいませんでした」と笑顔で振り返るDさん。特別な道具や環境は不要。通勤、買い物、外出など“いつもの行動”に運動を組み込むだけで、体は少しずつ変わっていきます。

Dさんのように、日常生活を少し見直してみるだけで体は変わります。特に階段利用や歩数を上げるという方法は、運動が苦手な人でも取り入れやすく、成果が出やすい方法なので、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。<取材・文:beauty news tokyo編集部>

編集部おすすめ