「奢ってくれるし太っ腹!」と交際中は好印象でも、結婚後は一転して不安の種になるのが「お金の価値観のズレ」。浪費癖や隠れ借金は、放置すると信頼を大きく揺るがし、離婚の原因になりかねません。
「ちょっとくらい」が積み重なる浪費癖
毎日のコンビニスイーツやネットでの衝動買い。本人にとっては「小さな楽しみ」でも、積もれば家計を圧迫する大きな出費になるのです。人は少額の支出を無意識に“ノーカウント”にしがちで、これが習慣化すると浪費癖が定着。夫婦間で「必要な出費」と「無駄遣い」の基準が食い違うと、ストレスや不満の火種になっていきます。
“見えない借金”が信頼崩壊の引き金に
もっと深刻なのが、リボ払いやカードローンなどで積み上がる“見えない借金”。表面上は普通に生活していても、水面下で借金が雪だるま式に膨らみ、家計が破綻するケースも少なくないのです。金融リテラシーの低さやストレス解消目的の散財から始まることも多く、発覚した瞬間に夫婦の信頼は一気に崩れてしまいます。
お金の価値観のすり合わせ不足が関係を壊す
結婚生活は“お金の選択”の連続。旅行や外食の頻度、教育資金や老後資金の積立、果ては日用品の買い方まで…。共通のルールがなければ、小さなズレが積み重なり、やがて修復不能な溝に変わってしまいます。愛情だけでは生活は回りません。だからこそ、結婚前から「お金をどう使い、どう貯めるか」を率直に話し合うことが不可欠です。
夫婦関係を安定させるのは“好き”の気持ちよりも、日々の安心感。