「家族のために働いている」――そう言う夫の気持ちは理解できる。でも、仕事ばかりで家庭を顧みない姿を見ていると、「じゃあ私や子どもは誰が守ってくれるの?」と感じてしまう瞬間、ありませんか?
結婚してから見えてくるのは、“経済的な安定だけでは埋められない心の距離”。
休日も仕事優先で“家族時間ゼロ”
「結婚して5年、まともに旅行に行ったことがありません。休日も“急に呼ばれたから”と仕事ばかり。子どもは“パパはいつもいない”って言うようになりました」(35歳・会社員)
働く夫を応援したい気持ちはあっても、休みの日まで仕事優先だと「家族より会社が大事なのかな?」と寂しくなりますよね。お金で生活は支えられても、思い出は“今”一緒に過ごさなければつくれません。特に子どもはあっという間に成長してしまうからこそ、「このままでいいのかな」と焦りや不安が募っていくものです。
家事や育児を「忙しい」の一言で片づける
「夜中に子どもが熱を出しても、“明日会議だから寝る”と布団に直行。私は一晩中看病…。正直、“何のために一緒にいるんだろう”って思いました」(32歳・パート勤務)
仕事が理由で家庭のことを丸ごと妻に押しつけられるのは、本当にきついですよね?結婚したのに、まるで“ワンオペ”でシングルマザー状態。夫が「家族はサポート要員」と勘違いしていると、不満は積み重なり、やがて「一緒にいる意味って?」という根本的な疑問につながってしまいます。
「家族のため」という言葉がむしろ刺さる
「“君たちの生活を守るために働いてる”と言われても、私たちが欲しいのはブランドバッグや豪華な外食じゃなくて、一緒にご飯を食べる時間なんです」(37歳・専業主婦)
もちろん、収入は家庭を支える大事な要素。でも、“心の支え”が欠けたままでは幸せとは言えません。「家族のため」という言葉が、かえって“言い訳”に聞こえてしまうことも…。
妻の立場からすると、仕事人間すぎる夫に抱くのは“生活は安定しているのに心が満たされない”という不満。働くこと自体は尊いけれど、それだけでは夫婦関係も家庭の絆も守れません。もし「最近うちの夫、家庭より仕事ばかりかも」と感じたら、勇気を出して正直な気持ちを伝えてみてください。そして、これから結婚を考えている人も、「家庭を大事にできる人かどうか」を見極めるのはとても大切な視点ですよ。