食卓でも、寝室でも、夫の手には常にスマホ。SNSやゲーム、動画に夢中で、妻の声かけはいつも「ちょっと待って」でスルー…。

そんな毎日が続けば、夫婦の会話は減り、心の距離は確実に広がっていきます。今回は、そんな「スマホ依存夫」に悩まされる妻たちのリアルな声を交えて、その実態を掘り下げます。

食卓が“無言タイム”に変わる

「夕飯を並べても、夫はスマホ片手にニュースチェック。子どもと話していても、夫だけ別世界…。気づけば“いただきます”と“ごちそうさま”しか声を聞かなくなりました」(33歳・専業主婦)

夕食時は家族で1日の出来事を共有する大切な時間なのに、スマホ依存の夫によって静まり返ることも。会話のない食卓が続けば、夫婦だけでなく家族全体の絆が弱まってしまいます。

スキンシップよりスマホが優先される

「夜、一緒にドラマを観ようと誘っても“ゲームのイベント中だから”と断られる。隣にいても心が通じ合わない感じがして、ものすごく虚しいんです」(36歳・会社員)

夫婦の時間をスマホが奪ってしまうと、妻は「自分は後回しにされている」と感じがち。特にスキンシップや共通の時間が減ると、愛情不足や孤独感につながりやすく、関係の冷え込みを加速させる要因にもなります。

子どもにも悪影響が広がる

「“パパ遊ぼう!”と子どもが声をかけても、“あとでね”とスマホを見続ける夫。子どもが諦めて一人で遊んでいる姿を見ると、胸が痛みます」(30歳・パート勤務)

親のスマホ依存は、子どもの心にも影響を与えます。「自分は大事にされていない」と感じることで、自己肯定感が低下するケースも。さらに今後、子ども自身がスマホに依存しやすくなるリスクも出てくるでしょう。

スマホそのものが悪いわけではなく、問題は「家庭よりスマホを優先する姿勢」。

もし夫婦の会話が減っていると感じたら、まずはルール作りから始めましょう。たとえば「食事中はスマホをテーブルに置かない」「寝る前は充電器に預ける」など、小さな工夫で大きな変化を生み出してくださいね。

編集部おすすめ