「夜の間食さえやめられたら…」そう思ったことはありませんか?実際に40代会社員のRさん(仮名)は「夜21時以降は食べない」というルールを100日間実践し、体重−5kg&ウエスト−6cmを達成したそう。そこで今回は、特別な食事制限やハードな運動をしなくてもダイエットに成功できた理由について深掘りします。

夜21時以降の食事が太りやすい理由

夜遅くに食べると太るのは気のせいではありません。体内時計をつかさどるたんぱく質「BMAL1(ビーマルワン)」は、夜に活性化して脂肪を合成しやすくする働きがあります。特に21時以降は脂肪が蓄積されやすい時間帯。昼間と同じものを食べても、夜に食べる方が太りやすいのです。

Rさんも「夜食やお菓子がやめられず、徐々に体重が増えていました。でも“21時以降は何も食べない”と決めてから、体が軽くなっていきました」と話します。体重計の数字以上に、体の感覚が変わったことに驚いたそうです。

空腹感は水分でリセットする

Rさんは最初の1週間、空腹感を覚えてつらかったそうですが、下記のような工夫して乗り切りました。

・温かいハーブティーや炭酸水を飲む

・我慢できないときは無糖ヨーグルトを少量だけ食べる

・就寝前は白湯を飲む

「水分を摂ると“食べたい気持ち”が和らいで、自然とお腹も落ち着きました」と振り返るRさん。実は空腹と眠気は脳が混同するため、軽く水分をとるだけでも十分。数日で夜食欲求は弱まり、習慣化すると自然と寝る前に食べ物を求めなくなったそうです。

100日で−5kg&ウエスト−6cm。体も生活リズムも整う

このダイエットを100日続けた結果、Rさんは体重−5kg、ウエスト−6cmを達成。さらに「翌朝の胃もたれやだるさがなくなり、寝起きがスッキリするようになった」と変化を実感しました。

夜に食べないことでカロリー削減になるだけでなく、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が妨げられず、睡眠の質が上がるのも大きなメリット。結果として代謝やホルモンバランスの改善につながり、ダイエット効果を高めると言われています。「体重以上に、生活全体が整った感覚があります」と語るRさん。夜食をやめることは、健康面でも大きなプラスになったようです。

夜21時以降に食べない——シンプルなルールですが、体重も生活リズムも変えるきっかけになるはず。どうしても遅くなる日は“軽め・消化の良い食材”を意識して。無理なく続けられる工夫で、理想の体に近づいていきましょうね。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>

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