整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

「やさしくあれ」と念じながら過ごす

ここ最近、「やさしくあれ」と自分に言い聞かせながら過ごしています。

基本は心の中でですが、時々、周りに人がいなければ(自宅や職場のトイレなど)、口に出して「やさしくあれ、やさしくあれ…」とブツブツ言うこともあります。怖いですね!

やさしくあれ。特に、人に。

仕事をしていると、いろいろなことが起こります。心がドス黒くなりそうになったり、闇に落ちてしまいそうになったりすることもあります。「あのやろう!」と腹が立つことも、まあまあある。そんなときは、誰かにやさしくする余裕がなくなってしまいます。

もう十分大人で、ベテランで、経験値も多い自分がそんな感じは嫌だなぁ。感じ悪くなるために働いているわけではないからなぁ。

自分の嫌いな自分にはなりたくない。

だからこそ、自分に言い聞かせるのが「やさしくあれ」。

わたしは決して、根がやさしい人間ではないので、「やさしくある」と決めることで、なんとか心から「やさしさ」を引っ張り出すことができます。

どんなに苦手な人でも、どんなにめんどくさい人でも、親しい人や尊敬している人、大切にしている人と差をつけることなく、等しくやさしくする。今日一日、誰に対してもやさしくあれた。そう思えた日は、なんだかいい気分で終えることができるから。結局は自分のためなんだなぁ、と思います。

やさしくありたい。

そう心から思うわたしは、「やさしくあれ」と、これからも自分に言い聞かせながら過ごしていくのだと思います。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>

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