「糖質制限は効果があると分かっていても、毎日続けるのはつらい」と感じる人は少なくないでしょう。そこで参考にしたいのが、Yさん(40代会社員)が実践した、平日は普段通りの食事を楽しみ、週末の2日間だけ糖質を控えるという【プチ糖質オフダイエット】。

半年間の継続で、体重−10kg・ウエスト−9cm・体脂肪率−7%を達成したと言います。

平日は普通に食べて、週末だけ糖質を控える

Yさんが実践した方法は「平日は昼にご飯やパンをしっかり食べてOK。その代わり、土日はおかず中心にして炭水化物をできるだけ控えるようにした」という、とてもシンプルな内容。

完全に糖質を断つのではなく、週末の2日間だけ“我慢する”間欠的糖質オフがポイント。最初のうちはリセット明けの食欲を抑えるのが大変だったそうですが、慣れてくるとその食欲も自然と落ち着いてきたそうです。

主食を抜いても満足できる“置き換えメニュー”

週末の食事は、糖質を控える代わり、Yさんはタンパク質や野菜をしっかり摂ることを意識したと言います。例えば、ある日の献立は「朝食:卵料理+無糖ヨーグルト、昼食:チキンサラダ+スープ、夕食:魚のグリル+豆腐+温野菜」という形。そして、おかずの量を増やすことで、主食のご飯やパンがなくても満足感を得ていたと言います。

実際、短期的な糖質オフは内臓脂肪の減少にも効果があると研究で示されており、糖質を減らすと血糖値の変動が緩やかになり、脂肪が燃えやすい体に切り替わります。Yさんも「週末を過ごすたびに、徐々に体が軽くなっていく感覚があった」そうです。

半年で−10kg!続けられた理由は“制限しすぎない”こと

また、「平日は普通に食べられる」と思うと気持ちが楽に。Yさんは外食や飲み会も「食べすぎや飲み過ぎにならないようにだけ意識した」ものの、罪悪感なく楽しめたそうです。そして、半年後には体重−10kg、ウエスト−9cm、体脂肪率−7%と見た目も変わり、「家族から“まるで別人みたいになったね”と言われるようになった」そう。

専門家によれば、毎日ガチガチに制限するよりも、Yさんのように「部分的・周期的な糖質制限」の方が長期的に取り入れやすく、続けやすさが成功のカギになるとのこと。

無理をしない工夫こそがダイエット成功の秘訣と言えるでしょう。

糖質オフを毎日続けるのはハードルが高くても、きっと「週末だけ」なら現実的。気軽に取り入れて、理想の体型への第一歩を踏み出してみませんか?<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>

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