ケンカ自体は悪いことではありません。お互いの気持ちを知る大事な時間でもあります。
投げやりに聞こえる「もうそれでいいよ」
議論が平行線になるとつい「もうそれでいいよ」と言いたくなるもの。でもこれは「話しても無駄」と突き放されたように聞こえてしまいます。結果、お互いに不満は残ったまま。代わりに「ちょっと時間を置いてから話そう?」と“続きの約束”をすれば、冷静に向き合える空気に変わります。
責め合いになる「あなたも同じでしょ」
注意されたときに反射的に「あなたも同じでしょ」と言ってしまいがちですが、これは水掛け論のスタート合図。終わりのない責め合いに発展しがちです。代わりに「私はこう感じたよ。あなたはどう思った?」と自分の気持ちを主語にすると、ケンカではなく“対話”にシフトできます。
プライドを傷つける「そんなレベルでいいの?」
「そんなレベルでいいの?」という言葉は、彼の判断や行動を否定することに。彼の自尊心を強烈に刺激します。どうしても意見を言いたいなら「ここがいいと思う! ここをこうしたらもっと良くなるかも」と褒め+提案の形で伝えるのがベター。否定ではなく“上乗せ”の言葉に変えると、彼も受け入れやすくなるでしょう。
ケンカを長引かせるのは「本音」そのものではなく「伝え方」。イラッとした時こそ一呼吸おいて、言葉を選ぶ余裕を持ちましょうね。