「運動は苦手。でも、ちょっとだけなら自分でも習慣化できるかも」とUさん(30代・事務職)が始めたのが、朝の10分ストレッチ習慣と通勤時の“1駅歩き”でした。

これを3カ月続けた結果、体重は−4kg、ウエストは−5cm、体脂肪率は−3%に。しかもジム通いや厳しい食事制限は一切なしとのことで、まさに新たに始めた「朝のルーティン」こそダイエット成功の秘訣なのでしょう。

朝のストレッチで代謝と姿勢をリセット

Uさんは毎朝10分間、首や肩、背中伸ばし、股関節や太もものストレッチ、体幹をひねるツイストなどを行ったそう。

ストレッチ自体の消費カロリーは多くありませんが、筋肉や関節の可動域を広げることで血流を促進。これが代謝アップにつながり、日中の活動エネルギー消費を高めます。また、朝にストレッチを行うと交感神経が優位になり、体が活動モードに切り替わるとされており、1日の消費効率を底上げしてくれるのです。

通勤時の“1駅歩き”で脂肪燃焼効率アップ

もう1つUさんが実践していたのが、通勤の際に電車を最寄駅の1つ手前で降りてオフィスまで歩くこと。片道約15分で1,000~1,500歩を歩くことになります。

例えば、体重60kgの人が1,000歩歩くと約35~40kcal、1,500歩なら約50~60kcalを消費することに。毎朝これを積み重ねれば、3ヶ月で数千kcal分の差に。ウォーキングは有酸素運動として脂肪燃焼効果が期待できますし、下半身の筋肉を使うことで基礎代謝の維持にも役立つので、ダイエット面で大きなメリットを得ることができるでしょう。

シンプルな朝ルーティンが大きな成果につながる

「朝ストレッチ+片道15分ウォーク」を3ヶ月続けたUさんは、体重−4kg、体脂肪率−3%、ウエスト−5cmを達成。「きつい運動をしていないのに、スカートがゆるくなってびっくりしました。肩こりやむくみも減って一石二鳥でした」と笑顔で振り返ります。

無理な食事制限をせず、生活の中で自然に消費を増やしたことでリバウンド防止にもつながるのも、このダイエット法のメリットの1つ。Uさんのように運動が苦手な人こそ、まずは明日の朝から“1駅歩き”を試してみませんか?<取材・文:beauty news tokyo編集部>

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