「夜の食事制限は続かないという人でも、昼ごはんなら工夫できるはず」
そう語るEさん(40代・会社員)が実践したのは、ランチを“定食スタイル”に切り替えるというシンプルな習慣でした。主食・主菜・副菜・汁物を揃えることで栄養バランスが整い、半年で体重−8kg・体脂肪率−6%を達成。
昼食を“定食スタイル”に変えるだけで変化が
「夜に食事を制限するとストレスが大きく、続けられなかった」と話すEさん。以前はパスタや丼ものなど、ワンプレートの昼食が中心でした。「簡単で美味しいけれど、午後は眠くなり、夕方にはお腹が空いて間食が増えていました」と振り返ります。そこで取り入れたのが、ランチを“定食スタイル”にすること。
白米は小盛り、主菜は魚や鶏肉、副菜は野菜料理、さらに汁物を加える構成です。「最初は量が多い気がしましたが、栄養バランスが良いので満腹感が続き、自然と間食が減りました」と話します。複数品目を組み合わせることで血糖値の上昇が緩やかになり、脂肪が蓄積しにくい体づくりにつながるのです。
外食やコンビニでも“定食化”できる工夫
「毎日手作りは無理」という方も少なくないでしょう。そこで実践したのが、外食やコンビニでも“定食化”を意識すること。
・コンビニ:おにぎり+サラダチキン+サラダ+スープ
・社食:定食メニューを選び、ご飯は半分残す
・外食:丼や麺の単品は避け、焼き魚定食や和定食を選ぶ
「“丼や麺を単品で頼まない”と決めただけで、選び方がシンプルになりました。栄養が揃うと満足感が高まり、自然とカロリー過多にならなくなったんです」とEさんは振り返ります。
半年で−8kg、午後のパフォーマンスも向上
この“昼食を定食化するだけ”のダイエットを半年続けた結果、Eさんは体重−8kg、体脂肪率−6%、ウエスト−9cmを達成。
定食スタイルは三大栄養素(PFCバランス)が整いやすく、血糖値の急上昇を抑えるため集中力の維持にも効果的。体重管理だけでなく、健康や仕事のパフォーマンス向上にもつながる点が大きなメリットです。夜の制限は難しくても、ダイエットも生活リズムも改善するために、Eさんのように今日のランチから“定食化”を意識してみませんか?無理なく続けられるダイエット習慣を作ることが、やがて大きな成果につながりますよ。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>