「疲れたから甘いものを食べてスッキリしよう」
そんな習慣が、気づけば“体重+3kg”の原因になっているかもしれません。チョコレートやスナック菓子は一瞬の癒やしを与える一方で、血糖値の乱高下や脂肪の蓄積を招き、ストレス太りの悪循環を生み出します。
砂糖と脂質が食欲を止められなくするワケ
お菓子に多く含まれる砂糖や脂質は、脳に強い快楽を与えます。食べた瞬間は「幸せ」と感じても、その後すぐ血糖値が急降下し、「もっと食べたい!」という食欲を強めてしまうのです。
さらにポテトチップスやクッキーのように脂質の多いお菓子は満足感が得にくく、つい袋ごと完食してしまうことも。結果としてカロリーはオーバーし、脂肪が溜まりやすい体質へとつながります。
ストレス太りのスパイラルが止まらない理由
「また食べすぎちゃった…」という罪悪感は、さらなるストレスを生み出します。そのストレスを埋めるために再びお菓子を食べる――まさに負のスパイラルです。
特に夜遅くの間食は睡眠の質を下げ、ホルモンバランスを乱して代謝を低下させます。翌朝のだるさや集中力の低下も重なり、生活全体のリズムが乱れることで、ますますお菓子に依存しやすくなるのです。
我慢しないから続く!置き換えダイエットのコツ
ポイントは「食べない」のではなく「置き換える」こと。小腹が空いたときやストレスを感じたときは、良質な脂質とタンパク質を含むナッツやチーズにスイッチ。ゆで卵やヨーグルトなら栄養補給と満足感を同時に得られます。
お菓子でストレスを解消するのは一時的な満足にすぎず、“脂肪蓄積”という代償を残します。無理な我慢ではなく、置き換えダイエットで工夫することが成功の近道。まずは今日、コンビニでスナック菓子ではなく、ナッツやヨーグルトを選ぶことから始めてみませんか?<監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>