星野リゾートが運営する高原のアグリツーリズモリゾート「リゾナーレ那須」では、自分が収穫した野菜を使ったブランチ「 YATAI to FARM(ヤタイ トゥー ファーム/屋台を畑へ)」を2025年11月7日まで開催中。屋外に設けたテーブル席からは森と農園を一望。

特別感たっぷりのブランチは、ここでしか味わえない非日常の体験です。

|自分が収穫した野菜をブランチで食べる

屋台を畑へ。そんな発想で2025年秋に初開催中のブランチ「 YATAI to FARM 」。朝食付きの宿泊プランに大人(12歳以上)¥3,200、7~11 歳¥2,700、4~6歳¥2,400をそれぞれプラスするだけで変更できます。1日3組限定(1組上限4名)で、3日前の15時までに予約します。

期間限定【リゾナーレ那須】のブランチは特別感たっぷり。自分で...の画像はこちら >>

▲野菜を知り尽くしたスタッフによる畑ツアー

野菜の説明をスタッフから聞きながらアグリガーデンを散策し、ブランチで食べるために新鮮な野菜を収穫します。真っ白な茄子「スノーウィー」や黒いピーマン「浜クロピー」など、見たことも聞いたこともない野菜も栽培していて興味津々。それぞれの特徴や味なども教えてもらえます。

期間限定【リゾナーレ那須】のブランチは特別感たっぷり。自分で収穫した野菜を農園のテーブル席で満喫

▲食べ頃の野菜を収穫

実家の家庭菜園で野菜を収穫したことはありますが、久しぶりにてやってみるとついつい真剣に大きな野菜を選ぶのが楽しく、小さな子供もテンション爆上がりの楽しい体験でした。

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▲朝食でいただく3種類の朝採れ野菜

9月中旬のこの日は、京野菜の「万願寺とうがらし」や、初めて目にする黒いピーマン「浜クロピー」、30センチを越えるとても細長い茄子「ジャパニーズピクリング」を収穫。京都では何度も食べたことのある万願寺とうがらしは、熟しすぎると赤くなり甘くなることを教えてもらうなど、初めて聞くお話ばかりでした。

|田んぼを見ながらアウトドア・ブランチ

収穫が終わると、野菜を持って田んぼの横にある屋台に向かいます。ブランチは野菜料理2皿と肉料理、デザートまで、1皿ずつ出来立てが運ばれるコース仕立て。非日常の空間で味わえるとっておきのお食事です。

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▲田んぼの畔にある3組限定の特等席

森に囲まれた広大な田んぼは8,500平方メートルの広さを誇り、木々の間からは那須連山を見られます。施設のスタッフが地元生産者のアドバイスを受けながら作付けから収穫までを行う米作りは、初年度2020年の600キロから2024年は2,130キロに増加。この日は実った稲穂がこうべを垂れる “豊作” の状態。日によって稲刈りや天日干しを見ながらブランチを楽しめます。

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▲田んぼ横の屋台で料理

シェフがその場で野菜や肉の調理を行い、席まで出来立てが運ばれます。

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▲屋台では炭火で野菜を焼き上げます

炭火で火を通すことで野菜の甘みや旨味を最大限に引き出し、香ばしさもプラス。さらに味付けは塩とオリーブオイルのみ。野菜によって焼き方も変えていて、その野菜ならではの味を存分に楽しめます。

|グリルした野菜と5種類のソースがマリアージュ

最初にグリルした野菜やライ麦パン、5種類のソースが運ばれます。お皿はカラフルな模様が描かれたイタリアのマヨリカ焼きで、異国情緒が感じられます。

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▲1皿ずつ出来立ての料理を提供

野菜やパンは5種類のソースでいただきます。白いソースから時計まわりに、「アンチョビマヨネーズ」、「ヴァイオレットマスタードと蜂蜜」、ハーブやオリーブオイルを使った緑色の「サルサヴェルデ」、「バルサミコ酢」、「トマトレリッシュ」。おすすめの野菜とソースの組み合わせを記した用紙も用意しています。

とりわけ「アンチョビマヨネーズ」はどの野菜にもよく合いました。

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▲個性の異なる5種類のソースも「いい味」ぞろい

この日はズッキーニや茄子、「白美人」というネギ、しいたけが運ばれました。白美人は甘味が強くソースはトマトレリッシュがおすすめです。

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▲1皿目の野菜

無料のビールやワイン、ソフトドリンクもそろえます。リゾナーレ那須はイタリア料理にこだわっていて、ビールもイタリアの「モレッティ」を用意。軽やかでスッキリとした味が、ローストした野菜によく合います。中世ヨーロッパでは主食として食べられていたライ麦パンも添えられます。

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▲ドリンクは無料

新鮮な野菜はフレッシュでみずみずしく、野菜そのものの美味しさをあらためて実感しました。

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▲しいたけは「ヴァイオレットマスタードと蜂蜜」のソースでいただきました

果肉がゴロゴロ入ったソース「トマトレリッシュ」は、白ワインビネガーの優しい酸味が、香ばしく焼き上げたライ麦パンによく合います。

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▲パンにはトマトレリッシュがおすすめ

|2皿目に自分が収穫した野菜が登場

次に運ばれる2皿目には、収穫した野菜も登場。長細い茄子「ジャパニーズピクリング」は皮ごと焼き、皮を剥いて提供。万願寺とうがらしはそのまま食べても大変美味しかったです。

このほかトマトの香草焼きやさつまいも、皮ごと焼いた玉ねぎなど、採れたての野菜は水分量が多く、甘味も感じられるほか、それぞれ野菜ごとに個性的な旨味もあって、どれも美味しくいただきました。

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▲2皿目のグリル野菜

収穫した黒ピーマンの「浜クロピー」は、不思議なことに火を通すと色素が抜けて暗緑色に変化。理由はわからないそうです。バターナッツかぼちゃはホクホクとした甘みがソースともよく合いました。

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▲いろいろなソースで存分に楽しみました

那須の三元豚ロース肉を炭火で豪快にグリル。あえてソースは使わず、ポルチーニ茸のパウダーや、カレーで使われるカルダモンやシナモンなどの香辛料だけで焼き上げることで、香りも引き立ち、豚肉の旨味をダイレクトに味わえます。そのままでも十分美味しくいただけますが、5種類のソースをつけて味変も楽しめます。

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▲豚肉のスパイスグリル

デザートはアップルパイをいただきました。スライスされたサンフジを使い2時間ほどかけてじっくりオーブンで火入れ。「 YATAI to FARM 」だけの特別なデザートで、提供される直前に再度温めて香ばしさもプラス。目の前に広がる黄金色の畑を見ながら “幸せを感じる味” を満喫しました。

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▲デザートは自家製アップルパイ

2026年1月5日(月)から3月20日(金)までの平日に、冬の「 YATAI to FARM 」を行います。

土中貯蔵した野菜を自ら掘り起こし、田んぼの中央に設えた特別席でいただく1日1組4名までの限定ブランチです。野菜のグリル料理やイタリアの鍋料理「ボリートミスト」を楽しめます。

収穫した野菜をその場で味わう究極のブランチ「 YATAI to FARM 」。森に囲まれた広大な農園を見渡しながらの食事は、解放的で非日常感たっぷり。星野リゾートが運営する【リゾナーレ那須】で、唯一無二の食事体験を満喫してみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 予約・問:リゾナーレ那須 https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/risonarenasu/>

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