「ダイエット中はサラダを中心に食べておけば安心」と思い込んでいませんか?確かに野菜中心の食事はヘルシーな印象ですが、実は“ドレッシング”のせいで想像以上に高カロリーになっていることも少なくありません。油分や糖分を多く含むドレッシングが、あなたの努力を“無”にしてしまう可能性だってあるのです。

そこで今回は、ダイエット時に注意したい「ドレッシング太り」の罠を解説します。

ドレッシングのカロリーは想像以上

一般的に、サラダ1食(野菜100~150g)にかけるドレッシングの量は大さじ1~2杯(15~30g)。この量だけで「約60~120kcal」になることも珍しくありません。特に「シーザー」「ごま」「フレンチ」などのクリーミー系は脂質が多く、ご飯半膳分のカロリーを摂ってしまうこともあります。

『サラダ=ヘルシー』は大間違い?ダイエット時は「ドレッシング...の画像はこちら >>

つまり、「サラダでヘルシーにしたつもりが、実はドレッシングだけで余分なエネルギーを摂取していた」というケースは少なくないのです。もし「サラダ中心の食生活なのに痩せない…」と感じているなら、この“見えないカロリー”が原因かもしれません。

“かけすぎ”が太る原因。外食やコンビニのサラダも要注意

野菜の水分で味が薄まるのを避けようとして、ついドレッシングを多めにかけてしまう人も少なくありませんが、それが脂質・糖質の摂りすぎに直結。コンビニや外食のサラダについてくるドレッシングは1袋25~35gほどで、これだけで100~150kcalになる場合があります。

さらに、ベーコン・チーズ・クルトンなどの高脂質トッピングが加わると、あっという間に“高カロリーサラダ”に。ヘルシーなはずの一品が、実はダイエットを妨げる原因になってしまうでしょう。

“選び方”と“使い方”でカロリーを半分に!

サラダをダイエットの味方に変えるには、ドレッシングの「種類」と「かけ方」を見直すことがポイント。おすすめは、ノンオイルタイプ・ポン酢・レモン汁などの低カロリー系。

同じ量でも、油入りタイプよりカロリーを1/5以下(約10~20kcal)に抑えることができます。

さらに、“かける”のではなく“つけて食べる”のも効果的。小皿にドレッシングを出し、野菜を少しずつ付けて食べるだけで摂取量は自然に半分以下に。物足りないときは、スパイスやお酢で香りをプラスすると、満足感をキープできるはずです。

サラダは、食べ方次第で“痩せメニュー”にも“太るメニュー”にも変わります。「野菜を食べているのに痩せない」と感じたら、まずはドレッシングを見直してみてくださいね。​​​​​​​​​​​​​​​​<監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>

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