「朝は食欲がない」「時間がないから」といった理由で朝食を抜いていませんか?一見カロリーを抑えられて痩せそうに思えますが、実は逆効果。朝食を抜くことで代謝が下がり、太りやすい体をつくってしまうこともあるんです。

そこで今回は、朝食抜きダイエットがうまくいかない理由と、代謝を上げる“太りにくい朝食の食べ方”を紹介します。

朝食抜きで代謝が下がるワケ

朝食は、体を起こす“スイッチ”のような存在。寝ている間に下がった体温を上げ、代謝を活性化させる役割があります。朝食を抜くとエネルギーの供給が滞り、体は“省エネモード”に切り替わってしまうのです。

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▲スマホを見ながらコーヒーだけで済ませる女性と、ヨーグルトとトーストで朝食をとる女性。一見ささいな違いに見えても、1日の代謝や集中力には大きな差が生まれます

その結果、1日の消費カロリーが減って痩せにくくなるうえ、筋肉量も低下しやすくなります。「食べない方が痩せる」は、実は真逆の効果。健康的にダイエットするためには、朝こそ“エネルギー補給”が必要なのです。

エネルギー不足で集中力&気分もダウン

脳のエネルギー源はブドウ糖。朝食を抜くと血糖値が下がり、集中力が続かない・イライラする・判断力が鈍るなどの不調が起こりやすくなります。特に午前中に仕事や勉強がある人は、パフォーマンスが大きく低下するリスクも。

「なんとなくやる気が出ない」「午前中ずっとだるい」という人は、睡眠不足ではなく“朝食不足”が原因かもしれません。朝に少しでも糖質とタンパク質を摂るだけで、頭も体も驚くほど軽くなります。

代謝を上げる“太りにくい朝食”のポイント

朝食をしっかり食べても、選び方次第で太りません。

おすすめは「主食+主菜+副菜」のバランス朝食。

・タンパク質(卵・ヨーグルト・豆腐) …代謝をサポート

・炭水化物(ご飯・オートミール・全粒パン) …脳と体のエネルギー源

・ビタミン・ミネラル(野菜・果物・スープ) …栄養バランスを整える

時間がない朝は、バナナ+ゆで卵+ヨーグルトなど、3分で食べられる組み合わせでもOK。“少しでも食べる”ことが、ダイエットを成功に導く第一歩になりますよ。<監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>

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