星野リゾートの温泉旅館【界 別府】が提案する「別府レトロ湯めぐり旅」は、温泉好きの人なら注目です。別府市内には100か所を超える共同浴場があって、地元の人が日常のお風呂として通う「ジモ泉」と呼ばれます。
|ジモ泉で体験する多彩なお風呂
別府の街に点在するジモト温泉にデビューの手助けをする「別府レトロ湯めぐり旅」は、2025年12月1日(月)から2026年11月30日(月)まで。宿泊費に1人プラス¥5,000(税込)で、1日5組、1名から最大10名までのツアーです。宿泊日の7日前までに要予約。一足お先に体験してきたので、その内容とおすすめのジモ泉コースを紹介します。
▲14時、宿に着いたら「ジモ泉の手ほどき」に参加
別府温泉に精通したスタッフからジモ泉独特の文化や浴場でのマナー、入浴方法などを教わります。こうしたマナーやお風呂の入り方は他の温泉地でも役立ちます。さらに別府市内に8か所ある異なる温泉エリア “別府八湯” やその多彩な泉質の特長などを説明してくれるので、気になる温泉は要チェックです。
▲プランについている「ジモ泉のおとも」
ジモ泉の多くはお風呂があるだけの簡素な浴場。石鹸やシャンプー、タオルを持参するのが基本です。そこで役立つのが「ジモ泉のおとも」。ジモ泉の利用法をイラストで紹介する手ぬぐいや石鹸と石鹸ケース、水分補給に役立つ水筒までセットになっています。
|有名な「竹瓦温泉」の砂湯を体験
善は急げ!教えていただいた “ジモ泉の手ほどき” を実践すべく、さっそく街のジモ泉を試してみました。別府には、地域住民のお風呂場として使われている共同浴場のほか、砂湯や蒸し湯、泥湯などの個性的なジモ泉があります。中でも有名な「竹瓦温泉」は宿からも徒歩5分ほど。通常の温泉と砂湯があり、入浴料はお風呂が大人¥300、砂湯は大人¥1,500です。
▲ノスタルジックな建物も人気「竹瓦温泉」
竹瓦温泉は明治12年(1879年)の開業。現在の建物は昭和13年(1938年)築で、豪華な唐破風屋根を構えます。レトロ感たっぷりの館内は天井が高く、昭和初期の銭湯の雰囲気を残します。
▲名物の砂湯に挑戦
浴衣に着替えて砂の上に横たわると “砂かけさん” が温泉で温められた砂を体に手際よくかけていきます。すぐに汗が噴き出して15分ほどじっくり温まります。特に温泉を含んだ砂はズッシリと重く、終わった後の体の軽さが爽快です。
▲脱衣場のシャワーと、砂湯の後の上がり湯の湯船
砂湯が終わると、浴衣を着たまま脱衣場にあるシャワーで砂を洗い流し、石鹸で体を洗って温泉の上がり湯で温まることもできます。
▲16時、宿に戻ってジモビールとジモアイスを味わう <画像提供:界 別府>
湯上りのほてった体は、宿の客室でBEPPU BREWERY(別府ブルワリー)の「YUAGARI PILS(湯上がりピルス)」と、大分県の臼杵煎餅を添えたアイスクリームでクールダウン。全室オーシャンビューの客室から、海を見ながらの湯上がりビールとアイスクリームは感動的です。
|知識が増えるとお風呂がもっと楽しくなる
界ブランドの宿で毎日行われている「温泉いろは」は、その地域の温泉について紹介する無料のアクティビティで、宿泊客なら誰でも参加自由。別府市内に点在する8か所の温泉エリア “別府八湯” の多彩な泉質や温泉の効果的な入り方などを教えてもらえるほか、昼間は温泉水を使ったミスト作りが行われます。
▲「温泉いろは」が開催されるラボ
界 別府の2階にある「ラボ」は、講座などのアクティビティが行われるスペース。旅館やジモ泉などに温泉を送る配管をモチーフに、張り巡らされたパイプがネオンの光に輝き、温泉の研究施設を思わせるSFチックな雰囲気です。
▲早坂信哉博士のスペシャルトークがありました
この日は、界ブランドの宿で行われている「うるはし現代湯治」や現代湯治滞在プログラムを監修している東京都立大学の教授で温泉療法専門医・早坂信哉博士のトークセッションを特別開催。温泉の知識や正しい入浴方法、別府温泉の楽しみ方など、幅広いお話を聞くことができました。※今回は特別講座のため通常はおこなわれておりません
|夜も朝も温泉づくしの界 別府
夜になると温泉客でにぎわい “不夜城” と呼ばれた別府の温泉街を館内に再現。屋台が登場して無料のアイスキャンディーや焼酎がふるまわれたり、宿のスタッフによる生演奏が催されます。そして翌朝は「現代湯治体操」でしっかり体を目覚めさせ、元気に別府の街巡りを楽しみます。
▲お風呂道具で演奏する「湯治ジャグバンド」
楽器は大きなタライと中に満たした温泉水の他、木やプラスチックのオケにバチという奇想天外な「湯治ジャグバンド」。
▲翌朝7時から行われる「現代湯治体操」
盛り上がった翌朝は、別府の浜辺をイメージした “浜辺体操” を体験。窓から差し込む朝日を浴びながら、20分ほどストレッチをして身体を目覚めさせました。
|温泉の不思議を解き明かす「地獄温泉ミュージアム」
宿のチェックアウトが12時なので、徒歩圏内のジモ泉を楽しむこともできます。さらに今回は界 別府のおすすめで、足を延ばして別府八湯のうち「地獄めぐり」に近く、様々な観光施設や飲食店がそろう鉄輪(かんなわ)温泉に行きました。
▲2022年オープンの「地獄温泉ミュージアム」
ハイテクを駆使して温泉について知ることができる「地獄温泉ミュージアム」。雨水が50年もの歳月をかけて温泉になる仕組みや鉄輪温泉が「地獄」と呼ばれるようになった歴史などを、多彩な映像やゲームなど4つのエリアで解き明かされます。所要時間は60分ほど。カフェやお土産コーナーもあり。入館料:高校生以上¥1,500円、子供¥1,000
▲湯けむり庭園
「地獄温泉ミュージアム」はかって「金龍地獄」のあった場所で、施設が変わっても地獄は健在。敷地内に温泉が勢いよく噴き出す様は迫力満点です。
|ランチは温泉の蒸気で作る「地獄蒸し」を体験
鉄輪温泉は療養を目的に長期滞在しながら湯治をする人も多く、湯治滞在者が温泉の蒸気で調理をする “地獄蒸し窯” が継承されています。そんな地獄蒸し釜を気軽に楽しめる場所でランチをすることに。
▲別府の郷土料理 “地獄蒸し” を食べられる「地獄蒸し工房 鉄輪」
鉄輪温泉の中心地にある「地獄蒸し工房 鉄輪」は、約100度の蒸気が噴き出す釜で食材を調理して食べられるお店。敷地内には飲泉所もあって、98度の温泉を試飲。よく冷ましてから口に含むとかすかな塩味とほんのり出汁のような風味が感じられるから不思議です。
▲さっそく地獄蒸しにチャレンジ
「海鮮セット」や「肉セット」など数種類の中からメニューの食材を選び、火傷をしないようにアームカバーや手袋をして地獄蒸し釜に入れます。15分ほど蒸したら出来上がり。
▲出来立ての地獄蒸し
高温の蒸気で一気に蒸しあげるため、食材本来の旨味を凝縮。塩化物泉の蒸気のおかげでほんのり塩味も加わって、野菜の甘みも引き立ちます。
|「鉄輪むし湯」で750年の歴史を体感
鉄輪温泉の有名お風呂「鉄輪むし湯」も体験したいですね。鎌倉時代の1276年にこの地を訪れた一遍上人が考案したとされる蒸し風呂。デトックス効果をはじめ、体の不調を整える湯治場として今に伝わります。料金:中学生以上¥700、レンタル浴衣¥220
▲玄関の左右にある屋根の低い石造りの建物が蒸し湯
それぞれ4人が入れる男女別の蒸し窯があって、温泉で熱せられた床の上には、清流から頭を出した石に生える「石菖(せきしょう)」という植物が敷き詰められ、その上に座ったり横になったりして8分から10分ほど蒸されます。サウナと違い温度は60度ほどですが、湿度が高いので汗がたっぷり出ます。
▲温泉の蒸気で「足蒸し」
さらに鉄輪温泉の名物が「足蒸し」。鉄輪むし湯の敷地にもあって自由に利用できます。椅子に座って温泉の蒸気が充満する木箱の中に脚を入れると、足湯のように体がじんわり温まります。
星野リゾートの温泉旅館【界 別府】で、2025年12月1日(月)から2026年11月30日(月)まで行われる「別府レトロ湯めぐり旅」。街の共同浴場「ジモ泉」の入り方も伝授。そのうえ今回は砂湯や蒸し湯、足蒸しなど、様々な名物温泉を満喫。旅先での温泉体験が、さらに広がる2日間でした。これを機に、別府の「ジモ泉」はもちろん、全国各地にある共同浴場にもデビューしてみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 予約・問:界 別府 https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaibeppu/>
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