年齢とともに落ちにくくなる「腰まわりの浮き肉」。食事に気をつけているつもりでも、後ろ姿やパンツの上にのる“もたつき”が気になる人は少なくありません。

そんなときこそ取り入れたいのが、ピラティスの簡単エクササイズ【ハンドレッド】。寝転んだ姿勢で呼吸に合わせて体幹を使うことで、腰まわりはもちろん、背中や下腹までまんべんなく引き締められます。

なぜ“腰まわり”は落ちにくい?原因は「体幹のサボり」にあり

腰まわりの贅肉は、単に脂肪がついたというより「体幹がうまく使えていない」ことが原因のひとつ。日常生活で背中が丸まりがちだったり、呼吸が浅かったりすると、お腹や背中のインナーマッスルが働きにくくなり、姿勢が崩れやすくなります。すると腰まわりに負担がかかり、脂肪がつきやすい状態に。

逆に、体幹を“呼吸に合わせて”使えるようになると、腰まわりは自然と引き締まり、立ち姿もすっきりします。そこで効果的なのが、今回紹介する【ハンドレッド】です。

ハンドレッド

(1)仰向けで寝て両ひざを立てて脚を腰幅程度に広げ、息を吸いながら骨盤を後傾させてお腹を凹ませ、骨盤を床にピタッとくっつける

呼吸で引き締め!代謝も上がる!1日5セット【腰まわりがスッと...の画像はこちら >>

(2)両ひざを持ち上げて直角に曲げ、両腕を天井方向に真っ直ぐ上げる

呼吸で引き締め!代謝も上がる!1日5セット【腰まわりがスッと細くなる】簡単エクササイズ

(3)頭を上げ、ひざを真っ直ぐ伸ばす

呼吸で引き締め!代謝も上がる!1日5セット【腰まわりがスッと細くなる】簡単エクササイズ

(4)両脚を少し床に近づけ、お腹を凹ませたまま呼吸に合わせて腕を上下に動かす

呼吸で引き締め!代謝も上がる!1日5セット【腰まわりがスッと細くなる】簡単エクササイズ

▲足のかかとはつけたままにして、つま先を少し開きます。また、呼吸は「フッ、フッ…」と息を5回吸い、その後「フッ、フッ…」と息を5回吐きます

これを“1日あたり5セットを目標”に実践します。なお、期待する効果をきちんと得るためには「常にお腹を凹ませておくこと」がポイント。お腹に意識を向けるのはもちろんのこと、背骨を伸ばすと自然にお腹に力が入って凹むので、背骨にも意識を置いてみましょう。また、腕は「上下に動かそう」「上げよう」というよりも、「下げよう」という意識で行ってくださいね。<ピラティス監修:KEI(インストラクター歴3年)>

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