冬になると手放せないアウターですが、選び方や合わせ方次第で、同じ体型でも「スッキリとした印象の人」と「どこか野暮ったい印象の人」に分かれてしまうもの。特に40代以降は、重心の置き方や縦ラインの出し方が全身の印象を大きく左右します。

そこで今回は【冬アウター×パンツ】をテーマに、“太見えする人”と“細見えする人”の決定的な違いをチェックしてみましょう。

重心が下がると太って見える。中途半端丈アウター×ワイドパンツの落とし穴

冬アウターで起こりやすいのが、無意識に重心が下がってしまう着こなし。ショート~中途半端丈のウールコートに濃色トップスを重ね、そこにワイド寄りのパンツを合わせると、縦のラインが途切れて腰まわりが丸く見えやすくなります。

あなたはどっち?【冬アウター×パンツ】“太見えする人”と“細...の画像はこちら >>

大きめバッグや黒のフラットシューズを合わせると足元が沈み、視線が下に集まりやすいのも難点。体型ではなく、シルエットの組み方が原因で“冬太り見え”をつくってしまっているケースが意外と多いんです。

ロング丈アウター×細身パンツで“縦ラインを切らない”のが正解

今季の大人世代にまずおすすめしたいのが、ロング丈アウター×細身パンツの組み合わせ。アウターが上からまっすぐ縦に落ちることで、自然とIラインが形成され、腰位置も高く見えます。

あなたはどっち?【冬アウター×パンツ】“太見えする人”と“細見えする人”の決定的な違い

そこに淡いトーンのトップスを重ねると、光が入り全身の明るさがアップ。パンツは細身~ストレート寄りで、脚のラインが分かる程度のものが理想です。足元はベージュやグレージュのパンプスに寄せると“抜け”が生まれ、脚長効果もぐっと高まります。

色の組み合わせで“軽さ”を出して、さらにスッキリ見え!

冬は濃色を選びがちですが、大人世代は色の重さがそのまま“コーデの重さ”に直結。淡いベージュやライトグレー、ミルクティー系など柔らかい色を上半身に持ってくるだけで、顔まわりに光が入り、全体が軽やかな印象に変わります。

アウターとパンツのトーンを寄せてワントーン気味に仕上げると、縦の流れがより強調され、すっきり見えはさらに倍増。冬こそ“明るいニュアンスカラー”で軽さを作るのが大人の正解です。

冬アウター×パンツは、同じ体型でも組み合わせ方で見え方が大きく変わる着こなしです。今冬は重心・縦ライン・色の3つを意識して、この“細見えバランス”を味方にしてくださいね。<text:ミミ 監修:YOMI(パーソナルスタイリスト)> ※本コンテンツの画像は生成AIで作成しています

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