生理前後の重だるさや下腹ぽっこり。その背景には、お腹の“動きにくさ”が隠れていることがあります。

そこでおすすめが、お腹の前側をやさしく開くことで硬さをほぐし、自然な引き締めまで期待できるシンプルな動きが特徴のヨガの簡単ポーズ【ブジャンガアーサナ】。深い呼吸が入りやすく、生理中の腰の張りが軽くなると感じる人も少なくありません。

“硬さ”のあるお腹をほぐすだけで、下腹も生理中の重だるさも変わっていく

下腹がぽっこりしやすい原因のひとつが、お腹の筋肉が硬くなり動きづらくなること。座りっぱなしの生活や浅い呼吸が続くと、内臓が下がりやすく、下腹が前に出て見えることがあります。

ブジャンガアーサナは、お腹の前側を気持ちよく伸ばしながら胸を開くため、呼吸が深まりやすく、生理中の腰まわりの重さも和らげやすいのがポイント。痛みの強い日は背中の反りを浅くするなど、体調に合わせて無理なく行うだけでOKです。お腹が柔らかく動き始めると、ウエストラインの印象も変わっていきます。

ブジャンガアーサナ

(1)うつぶせに寝て、両腕はひじを曲げて胸の横に両手を置く

生理中の不調もやわらぐ。1日1セット【お腹をほぐして引き締め...の画像はこちら >>

▲肩甲骨を下げた状態で額をマットにつけ、両脚を骨盤幅に開きます

(2)両手で床を押しながら、お腹を引き上げるイメージでゆっくりと上半身を起こし、起こしきったところで3~5呼吸(約30秒間)キープする

生理中の不調もやわらぐ。1日1セット【お腹をほぐして引き締める】簡単ポーズ

▲両脚でマットを押すようにして、お尻を床に押し付けるイメージです

(3)(1)の体勢に戻って、「チャイルドポーズ」で一休みする

生理中の不調もやわらぐ。1日1セット【お腹をほぐして引き締める】簡単ポーズ

これを2~3回を目安に繰り返し実践します。なお、期待する効果をきちんと得るためには「肩や腕に余計な力を入れないこと」、「上半身を起こす際は腹筋を意識すること」の2つがポイント。不自然に肩をすくめたり、お腹の位置が落ちてしまわないように注意してくださいね。<ヨガ監修:Minami(トレーナー歴4年)>

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