「そんなに食べてないのに、なぜか体重が落ちない…」。そう感じている人ほど、食事中の“無意識の一口”がクセになっていることがあります。

スマホを見ながら、考えごとをしながら、気づけば手元のパンやおかずをつまんでしまう――。この小さな積み重ねが、実はカロリーオーバーの大きな原因に。そこで今回は、日々の食事中にやめるだけで体が軽くなる、簡単で続けやすい“シンプル習慣”を紹介します。

気づかないうちに増えていく“ながら食べのカロリー”

スマホを触りながら食べていると、脳が「食事をした」という感覚を十分に処理できず、満腹を感じにくくなる傾向があります。すると、皿に残っているパンをついもうひとかじり、サラダを少し足し…と、無意識のまま食べる量が増えることに。

“ながら食べ”をやめるだけ!無意識の一口を防いでスッキリ変わ...の画像はこちら >>

加えて、注意が散漫になることで噛む回数が減り、早食いになりやすい点も見逃せません。早食いは血糖値の急上昇を招き、脂肪がつきやすい体に近づいてしまいます。“ながら食べ”は、ほんの小さなクセでも見た目の変化に直結することがあるため、まずここを整えることがダイエットの第一歩になります。

やめるべきは「無意識の一口」。意識ひとつで摂取量は大きく変わる

無意識に口へ運んでしまう一口は、ダイエットの停滞を引き起こしやすい要因です。特に朝は、時間に追われながら食事をする人が多く、スマホやテレビを見ながらパンやおかずを食べ進めてしまいがち。

地味に感じるかもしれませんが、意識して「一口ずつ区切る」だけで、自然と噛む回数が増え、満腹感が得やすくなります。また、“何をどれだけ食べているのか”を把握しやすくなるため、食べ過ぎ防止にもつながります。

今日からできる!無意識の一口を防ぐ“簡単ルール”

まずは「食事中にスマホを見ない習慣」をつくることがポイント。短い朝時間でも、画面に触れず食事に集中するだけで、食べ過ぎが自然と減っていきます。

また、最初に「よく噛む」を意識することで満腹までのスピードがゆっくりになり、食事量を無理なく調整できます。さらに、お皿に盛る量をあらかじめ決めておくのも有効。追加でつまむ回数が減り、1食あたりの総カロリーがコントロールしやすくなります。

習慣をがらりと変えなくても、食事中の“無意識の一口”を減らすだけで体は驚くほど軽くなります。スマホを置き、食事に向き合う時間をつくることが、結果的にダイエットの近道に。今日の食事から、早速取り組んでみませんか?<監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>

編集部おすすめ