寒い季節になると、なんとなく口寂しくなって間食が増えていませんか? 実は冬は、気温の低下でエネルギーを消費しやすい一方で、室内にいる時間が増えることで“なんとなく食べ”がクセになりやすい季節。気づかないうちにカロリーオーバーになり、冬太りを招くこともあります。
寒い季節ほど“なんとなく間食”が増える理由
冬は代謝が上がりやすく痩せやすい季節。それでも太りやすくなるのは、生活パターンが変わることが大きな原因です。寒さで外に出る機会が減り、活動量が落ちる。暖かい室内で過ごす時間が長くなり、無意識に食べ物へ手が伸びる。さらに、体温を維持するために甘いものや脂質の高いものを欲しやすくなることも、間食の増加につながります。
“食べたいから食べる”のではなく、ただなんとなく…。この“目的のない間食”こそ、じわじわと体重を増やす冬太りの原因になりがちです。
食べる前のひと呼吸で“間食欲”をリセットする
小腹が空いたと感じても、実際には“空腹ではなく習慣”ということが少なくありません。そこで役に立つのが「食べる前のひと呼吸ルール」。間食したくなったら、まず温かい飲み物を一口飲む、席を立って軽く伸びをするなど、5秒間でできる行動を挟むことがポイントです。
それでも食べたい気持ちが抑えられない場合は、間食の選び方を工夫しましょう。ナッツ、カカオ多めのチョコ、ヨーグルト、ゆで卵など、血糖値が急上昇しにくいものを選べば“ドカ食い”の予防に。また、甘いスイーツを食べたい日は“食後に少量”にするだけでも太りにくさが変わります。
“だらだら食べ”を防ぐための小さな工夫が冬太り対策に
冬に増えやすいのが、テレビやスマホを見ながらの“ながら間食”。だらだらと食べ続けてしまう原因のひとつです。対策として、間食は「小皿に出す」「袋のまま置かない」など、“量を見える化”することが効果的。さらに、1日の中で“間食していい時間帯”をあらかじめ決めておくとメリハリがつき、余計な食べ過ぎを防げます。
寒い季節は体がエネルギーを欲しやすくなるため、少しのルールを加えるだけで、間食との付き合い方がぐっと楽になります。食べ方のタイミングや選び方を整えるだけで、体重の増減は大きく変わるので、早速“なんとなく食べ”を見直してみてください。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>
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