鏡を見たとき、「なんだか顔がどんよりして見える…」と感じる日が増えていませんか?忙しさによる睡眠不足やストレスも関係しますが、30代後半~40代にかけて始まる肌の変化が、くすみをより目立たせやすくしてしまうのです。そこで今回は、大人世代の肌が暗く見える“本当の原因”にフォーカスし、日常でできる改善のヒントを紹介します。
血行が滞ると肌のトーンは自然と落ちやすくなる
肌の明るさに深く関わるのが“巡り”。ストレス、冷え、長時間同じ姿勢で過ごすと血行が悪くなり、顔全体がくすんだ印象に傾きやすくなります。大人世代は、加齢による筋肉量の低下で代謝が落ちやすく、血流が滞ったままになりやすい点も特徴です。
また、睡眠の質が落ちてターンオーバーが乱れると、古い角質が残って肌表面がくすみ、なめらかさも失われがち。朝の顔色が沈んで見える日は、体の疲れがそのまま肌に表れている可能性があります。
乾燥やインナードライが“影”をつくり透明感を損ねる
一見ベタついていても、肌内部は乾いている“インナードライ”は大人世代に多い悩み。乾燥が進むと細かい凹凸が影を生み、実際より暗く見えてしまいます。紫外線や摩擦によるメラニンの蓄積も、じわじわと透明感を低下させる要因のひとつ。
保湿不足や日焼け止めの塗り忘れが続くほど、くすみが定着しやすくなるため、生活の中で“乾燥をためない工夫”が欠かせません。
巡りと保湿を整えるだけで肌印象はぐっと変わる
くすみ対策の鍵は、「巡り」と「保湿」。朝の深呼吸や首・肩のストレッチは血流を促し、顔色の冴えにつながります。スキンケアでは、化粧水を丁寧に重ねて水分を与え、保湿クリームでしっかりフタをするだけでも肌の明るさが変わりやすくなります。
さらに、夜にぬるめのお風呂で体を温めると、緊張がゆるんで血行がスムーズに。無理なく続けられる習慣を積み重ねることで、肌のどんより感は少しずつ軽くなっていきます。
くすみは“年齢だから仕方ない”というものではなく、日々の小さな積み重ねが肌の印象を左右します。無理のない範囲で生活を整えるだけでも、肌は変化を見せてくれるはず。今日のケアが、明日の透明感につながります。<取材・文:beauty news tokyo編集部>
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