年齢を重ねるにつれて、「体重は大きく変わっていないのに、太ももだけが太く見える」と感じる人は少なくありません。その原因のひとつが、太もも裏側にある“ハムストリングス”の衰え。

ここは下半身の中でも大きな筋肉で、使われなくなると脚のラインが崩れやすく、代謝の低下にもつながります。そこで今回は、寝たままでできる【うつ伏せハムストリングスエクササイズ】を紹介。体の負担が少なく、もも裏を集中的に刺激できるのが特長です。

太ももが太く見える原因は「前側」ではなく“もも裏”

太ももを細くしたいと考えると、つい前ももばかりを意識しがちですが、実は見た目の印象を左右するのは裏側の筋肉。ハムストリングスは、太ももを後ろから支え、脚全体のバランスを整える役割を担っています。

この筋肉がうまく使われなくなると、脚を引き締める力が弱まり、前ももに負担が集中しやすくなります。その結果、横に張ったようなシルエットになり、「太くなった」と感じやすくなるのです。なので、もも裏を目覚めさせることが、太ももサイズダウンへの第一歩になります。

うつ伏せハムストリングスエクササイズ

(1)床にうつ伏せになる

寝たまま太ももサイズダウン。1日10回【もも裏を集中的に引き...の画像はこちら >>

(2)足首を直角に曲げ、かかとをお尻にくっつけるイメージで左右交互にゆっくりひざを曲げる

寝たまま太ももサイズダウン。1日10回【もも裏を集中的に引き締める】簡単エクササイズ

▲かかとがお尻にくっつくのがベストですが、無理なくできる範囲で実践してください

これを“1日あたり左右各10回を目標”に行います。早くやろうとすると脚がつることもあるので「太もも裏の筋肉を意識しながらゆっくり動かすこと」がポイント。もも裏が働くと骨盤が安定し、立ち姿や歩き方が自然と変わり、脚全体がすっきり、若々しい印象につながりますよ。<エクササイズ監修:コシバフウタ(トレーナー歴3年)>

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