男性に悩みを打ち明けたら、すぐに対策案を出されて「そういうことじゃない」とモヤッとしたことはありませんか?多くの男性は、相談を受けると自然に“解決すべき問題”として捉える傾向が。そこには、男女の役割意識と安心感の作り方の違いが関係しています。

男性は「話を聞く=問題を解く」だと考えやすい

男性にとって相談は、「困っていることがある=何か手を打つ必要がある」状態。感情を共有する前に、まず状況を整理し、結論を出そうとします。これは共感ができないからではなく、助けようとする反射的な行動に近いものです。

解決策を出すことで“役に立っている”と感じたい

男性は、関係性の中で「役に立っているかどうか」を重視します。解決策を提示することは、自分の存在価値を示す方法のひとつ。黙って聞くだけでは、「何もしていない」と感じてしまう男性も少なくありません。そのため、つい答えを出そうとしてしまいます。

感情の整理より、状況の整理を優先する

女性が求めるのは、まず共感や理解。一方で男性は、感情が落ち着くよりも、問題が収まることを優先しがちです。結果として、「聞いてほしかっただけなのに」というすれ違いが生まれます。どちらが正しいわけではなく、優先順位が違うだけなのです。

男性が解決策を出したがるのは、共感しようとしてくれないのではなく、問題を前向きに解決してあげたいという気持ちの表れ。もし共感を求める場合は、最初に「今日はとりあえず話を聞いてほしい」と伝えることをおすすめします。

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