鏡を見るたび、「最近なんとなく老けた気がする…」と感じていませんか?シワやたるみだけでなく、輪郭のゆるみ、髪のコシのなさ、全体の“しぼみ感”が気になり始めると、つい「おばさん化してきた…」と落ち込んでしまうもの。でも実はその原因、加齢だけとは限らず、大人世代に意外と多い“タンパク質不足”が原因となっているケースも。

年末に向けて忙しさが増す今こそ、身体の材料となる栄養を見直すタイミングです。

肌・髪・体の“ハリ不足”はタンパク質不足のサインかも

タンパク質は、肌・髪・筋肉など全身の土台を支える大切な材料です。ところが40代以降は、食事量が変わらなくても、必要量に対して摂取量が追いつかないことが増えます。その結果、肌がしぼんで見えたり、フェイスラインがもたついたり、髪のボリュームが落ちるなど、見た目の印象に影響が。こうした変化が重なると、なんとなく“老けた気がする”と感じやすくなるのです。

特に忙しい時期は食事が簡易化し、炭水化物中心になりやすいため、知らず知らずのうちにタンパク質不足が進むこともあります。

食べているのに足りていないケースも。見落としがちな大人世代の栄養バランス

実は、食事をしっかりとっていてもタンパク質が足りていないケースは珍しくありません。理由のひとつは、加齢に伴う筋肉量の減少。筋肉は日々材料が必要なのに、量が減るほど補給すべきタンパク質の重要性が高まります。

また、朝食がパンとコーヒーだけ、昼は麺類、夜は炭水化物中心…といった食生活が続くと、食べているわりに“材料”が入ってこない状態に。見た目の変化は、この小さな不足が積み重なった結果として現れます。

ハリを取り戻すには“毎食少しずつ”が大人世代の正解

大切なのは、一度にたくさんとるより“毎食でこまめにとる”こと。

朝は卵やヨーグルトをひとつ、昼は肉や魚、大豆製品を足す、夜は具だくさんスープに変えるなど、小さな工夫が積み重なると見た目の変化につながります。

忙しい日は、プロテインドリンク、ゆで卵、チーズ、ギリシャヨーグルトなど“すぐ摂れる”選択肢も強い味方。習慣として続けられる形を作ることが、40代以降の体づくりには欠かせません。

「最近なんとなく老けた気がする…」「疲れが取れにくい…」そんな感覚が続くなら、まずはタンパク質を見直してみて。食べる物、食べ方を少し見直すだけで、肌や髪にハリが戻り、見た目の印象がぐっと変わることもあります。気づいた日が始め時ですよ。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>

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