大晦日は、1年の疲れがいちばん表に出やすい日。仕事や用事が一段落し、家でゆっくり過ごす時間が増える一方で、「思ったほど食べていないのに体が重い」「全然むくみが抜けない」と感じやすいタイミングでもあります。

実はこの違和感、食事量そのものよりも、夜の過ごし方によって体の巡りが落ちていることが影響している場合も。そこで今回は、年越し前夜に意識しておきたい、翌日に差がつく体の整え方を整理します。

大晦日の夜は“静止時間”が長くなりやすい

年越しそばや家飲みを楽しんだあと、テレビを見ながらそのままダラダラ過ごす。大晦日の夜は、自然と動かない時間が長くなりがちです。この状態が続くと、下半身を中心に血流やリンパの流れが滞り、むくみや重だるさを感じやすくなります。

大晦日の「食べすぎてないのに体が重い」問題。解決のカギは“夜...の画像はこちら >>

暖房の効いた部屋にいると体は温まっているように感じますが、筋肉を動かさない時間が続くと、体の内側、特に血流やリンパの巡りは想像以上に低下しがち。食べすぎていなくても体が重く感じるのは、この“動かなさ”が影響しているケースが少なくありません。

「食べた量」より「巡っているかどうか」が分かれ道

大晦日の体重増加は、単純なカロリーオーバーだけが原因ではありません。体が冷え、巡りが落ちた状態で食事をすると、余分な水分や老廃物が滞りやすくなり、結果としてむくみやすい体になります。

特に夜は活動量が下がりやすく、巡りの低下がそのまま翌朝まで持ち越されがち。元旦に「顔がパンパン」「脚が重い」と感じる人ほど、大晦日の夜に体を動かさないまま過ごしていることが多いのです。

翌日を軽く迎えるための“夜の整え方”

だからと言って大晦日にハードな運動をする必要はありません。大切なのは、静止し続けないことと、体を冷やさないこと。座りっぱなしになりそうなときは、少し立ち上がって歩く、脚を軽く動かすだけでも巡りは変わります。

さらに、湯船に浸かって体の芯を温める、温かい飲み物をゆっくり飲むなど、深部体温を下げない工夫を取り入れることで、むくみの蓄積を防ぎやすくなります。夜のうちに巡りを整えておくことで、元旦の体の軽さに違いが出やすくなります。

大晦日は、気づかないうちに体が止まりやすい日。でも、軽く動くこと、温めることを意識するだけで、年明けのむくみや重だるさは防ぎやすくなります。年越し前夜を“整える時間”にして、軽やかな気分で新年を迎えてください。<取材・文:beauty news tokyo編集部> ※本記事の画像は生成AIで作成しています

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