40代以降、「上半身より下半身の変化が気になる」と感じる人が増えます。これは単に太った・食べすぎたというより、体の使い方や筋肉バランスの変化が始まったサインかもしれません。

特に長時間のデスクワークや姿勢のクセが積み重なると、下半身に負担がかかりやすくなり、代謝の偏りが起きやすくなります。

なぜ“下半身だけ”太りやすくなる?

「太る=摂取カロリーだけの問題」と捉えられがちですが、血流・姿勢・筋肉の使われ方の偏りによって、変化が下半身に集中することがあります。股関節まわりや太ももの筋肉がうまく働かない状態が続くと、巡りが滞り、むくみ・冷え・代謝の低下につながることも。その結果、同じ生活なのに「落ちにくい・つきやすい」という体質のズレが生まれてしまうのです。

筋力低下は“均等に”進まない

加齢による筋力低下は全身が均等に落ちるわけではありません。大人世代では、姿勢を支えるインナーマッスルや骨盤まわりの筋肉が衰えやすく、下半身に重心が偏りやすい状態に。そうなると、お腹は変わらないのにヒップや太ももに重さが出る、といった“パーツごとの差”が生まれやすくなります。

痩せようとする前に、“負荷の偏り”をリセットする

焦って痩せようとするより、まずは土台を整えることが近道。姿勢を見直し、呼吸が深く入る体勢を作ることで、負荷の偏りがリセットされやすくなります。歩くときにかかとから着地する、骨盤を起こして座る、背中を丸めすぎないなどの小さな調整は、筋肉の再編成につながる準備運動になります。

下半身太りは「年齢のせい」ではなく、体が次のステージに進む段階で現れる変化のひとつ。姿勢や巡りが整うだけで“すっきり見え”が叶う日が増えることも珍しくありません。「ラクに立てる」「疲れにくい」という実感を目安に、自分のペースで向き合ってみてください。

<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:KEI(パーソナルトレーナー歴5年)>

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