理由ははっきりしないのに、気分が落ち着かない。イライラするほどではないけれど、どこか不安定。

更年期世代に入ると、そんな“説明しづらい不調”を感じる日が増えてきます。実はその不安、無理に前向きになろうとするより、「気づいて整える」だけで軽くなることがあるのです。

不安は「気合」で消そうとしない方がいい

更年期の不安は、性格や気の持ちようだけが原因ではありません。ホルモンバランスの変化によって、自律神経が揺らぎやすくなり、感情のブレーキが効きにくくなることも。その状態で「大丈夫」「気にしない」と抑え込もうとすると、かえって心と体に力が入り、不安が長引きやすくなります。

セルフモニタリングは「評価しない」のがコツ

セルフモニタリングというと、記録や分析を思い浮かべがちですが、難しく考える必要はありません。「今日は朝から胸がざわつく」「夕方になると気持ちが沈みやすい」など、状態をそのまま言葉にするだけでOK。良い・悪いと判断せず、ただ気づくことが、自律神経の緊張をゆるめるきっかけになります。

1日1回は“立ち止まる時間”をつくる

おすすめなのは、朝の身支度中や夜のケア前など、すでにある生活動線の中で1分だけ立ち止まること。深呼吸しながら「今、体はどう感じているか」を確認します。不調を探す必要はなく、違和感がなければそれも立派な気づき。続けることで、自分の波を客観的に捉えやすくなります。

更年期の不安は我慢するものではありません。小さく気づき、そっと整える。

その積み重ねが「今日は少しラクかも」と感じる日を増やしてくれます。不安をやみくもに消そうとせず、体のサインとして受け取るようにしていきましょう。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:中村チエ(薬剤師)>

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