やることに追われる毎日でも、なぜか気力が安定している人がいます。一方で、特別に無理をしている自覚はないのに、夕方になると一気に疲れが押し寄せてくる人も。

40代・50代になると、体だけでなく心の回復力にも変化が起きやすくなります。だからこそ必要なのが、気力が落ちきる前に整える「心のメンテナンス習慣」。忙しい人ほど、実は無意識のうちに回復の時間をうまく確保しているのです。

心が疲れていると、やる気は自然に削られていく

ストレスや情報にさらされ続けると、脳は常に緊張した状態になり、感情を立て直す余裕がなくなっていきます。その結果、以前なら気にならなかったことが重く感じたり、集中力が続かなくなったりと、気力の低下として表れてしまうのです。これは性格の問題ではなく、心が回復しきれていないサイン。まずは「疲れている自分」を責めず、今は回復が必要な状態なのだと受け止めることが、立て直しの第一歩になります。

短時間でも“切り替え時間”を入れる人は回復が早い

気力が落ちにくい人ほど、長時間の休みを取るよりも、短いリセット時間を上手に挟んでいます。たとえば、仕事の合間に外の空気を吸う、深く呼吸する、スマホから少し距離を置くなど、ほんの数分でも緊張をゆるめる時間を作ること。脳が休むきっかけを得ることで、感情の消耗が蓄積しにくくなり、疲れが翌日に持ち越されにくくなります。

自分を回復モードに切り替える“ルーティン”を持つ

忙しい日でも気力を保っている人は、心がオフに切り替わるルーティンを持っています。帰宅後にお茶を飲む、照明を落とす、音楽を流すなど、「ここからは自分の時間」という合図を体に覚えさせているのです。特別なセルフケアをしなくても、こうした日常の中に“自分に合った区切り”を作ることが、心の安定につながっていきます。

40代・50代の気力低下は、頑張りが足りないからではなく、回復が足りていないだけのケースがほとんど。

だからこそ必要なのは、疲れが溜まりきる前に整える習慣です。今日の終わりに、照明を落として深呼吸するだけでも構いません。ほんの数分、自分を回復させる時間を意識的に作ってみてください。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:中村チエ(薬剤師)>

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