ドラマやニュースを見て涙が出たり、仕事で少し注意されただけなのに込み上げてきたり。「昔はこんなに泣かなかったのに…」と戸惑うことが増えるのが、40代前後です。
感情のブレーキ役が疲れやすくなる
私たちの感情は、脳の中で「感じる部分」と「抑える部分」がバランスを取りながらコントロールされています。しかし40代以降はホルモンバランスの変化や脳疲労の影響で、この“ブレーキ役”が働きにくくなることがあります。その結果、悲しさや不安、感動といった感情がストレートに表に出やすくなり、「涙が出やすい状態」になってしまうのです。つまり、涙を抑える力が減っているというイメージに近い状態です。
疲れているほど、感情はあふれやすくなる
涙もろさは、心の余裕が減っているサインでもあります。仕事、家事、家族のことなど、40代は役割が重なりやすい時期。無意識のうちに「ちゃんとしなきゃ」と気を張り続けていると、脳も神経も常に緊張状態になります。そうした日々が続くと、ちょっとした刺激でも感情が決壊しやすくなり、涙として表れやすくなるのです。泣きやすくなったと感じるときほど、実はかなり頑張っている状態とも言えます。
涙は“弱さ”ではなく、回復のスイッチ
実は涙を流すことで、副交感神経が刺激され、気持ちが落ち着きやすくなることもわかっています。つまり、涙は心と体をリセットするための自然な反応。無理に我慢し続けるより、泣けるときに泣いた方が、気持ちの回復が早くなるケースもあります。また、夜に感情が不安定になりやすい人は、就寝前のスマホ時間を減らし、照明を落として体を温めるなど、脳を“休ませる準備”を意識するだけでも、感情の揺れは穏やかになっていきます。
40代を過ぎて涙もろくなるのは、心が弱くなったからではなく、体と脳が「休ませてほしい」と出しているサインのひとつ。感情が揺れやすい時期だからこそ、自分を責めるより、いたわる視点に切り替えることが大切です。泣ける自分は、それだけたくさんのことを受け止めてきた証。そう捉え直すだけでも、気持ちは少し軽くなっていくはずです。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:中村チエ(薬剤師)> ※画像は生成AIで作成しています
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