最近、ちょっとしたことを決めるのにも時間がかかる。何を着るか、何を食べるか、予定を入れるかどうか…。

以前なら迷わなかった場面で「考えるのが面倒」「今日は決めたくない」と感じる日が増えていませんか?実はこの変化、性格の問題ではなく、40代以降に起こりやすい“脳の省エネモード”が関係している可能性があります。

判断すること自体が、脳にとっては重労働

決断には、情報を集めて比べて、結果を想像して選ぶという複数の脳機能が同時に使われます。つまり「決める」という行為そのものが、かなりエネルギーを消費する作業。大人世代は仕事や家庭で日々たくさんの判断を重ねており、脳が常に稼働し続けている状態になりやすくなります。その結果、エネルギーが不足してくると、脳は自然と「これ以上使わないようにしよう」と判断回路の働きを抑え、決断を後回しにしたくなるのです。

ホルモン変化で思考の切り替えが遅れやすくなる

40代以降は女性ホルモンの分泌がゆるやかに変化し、脳内の神経伝達にも影響が出やすくなります。これにより、気分の切り替えや思考のスピードが以前より緩やかになり、「決めるまでが長い」「一度考え始めると止まらない」と感じやすくなることも。迷いやすくなるのは、脳の処理テンポが変わってきた結果とも言えます。

決断力を戻す近道は“選ばなくていい時間”を増やすこと

決断がつらいと感じるときほど、「もっとテキパキしなきゃ」と自分を追い込んでしまいがち。ですが、それがさらに脳を疲れさせてしまうことも。むしろ意識したいのは、日常の中で“考えなくていい時間”を増やすこと。朝の服をある程度固定する、食事のパターンを決めておく、週末の予定を詰め込みすぎない。選択の回数を減らすだけで、脳の負担は大きく軽くなり、自然と判断する力も戻りやすくなります。

40代から感じやすくなる「決めるのがしんどい」という感覚は、脳が疲れやすくなってきたサイン。

だからこそ必要なのは、無理に頑張ることではなく、エネルギーを回復させる仕組みをつくることです。まずは脳を休ませる時間を増やすことで、軽やかに動ける自分を取り戻す第一歩にしましょう。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:中村チエ(薬剤師)> ※画像は生成AIで作成しています

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