「タンパク質が足りないと痩せないらしい」。そう聞いて、朝食をプロテインドリンクに置き換えたDさん(48歳・パート勤務)。

昼も軽め、夜も控えめ。カロリーは抑えているはずなのに、体重はほとんど動かず、むしろ体のラインはどこかぼんやり…。その原因は“タンパク質不足”ではなく、“栄養の偏り”にありました。

「タンパク質=痩せる」は正解じゃない

確かにタンパク質は筋肉維持に欠かせません。ただし、プロテインだけに頼ると、ビタミン・ミネラル・食物繊維といった代謝を支える栄養素が不足しやすくなります。体は栄養バランスが崩れるとエネルギーを節約しようとするため、思ったほど脂肪が燃えにくくなることも。

プロテインさえ飲めば安心?40代女性がハマった「置き換えダイ...の画像はこちら >>

Dさんも「自分はタンパク質が足りないから痩せられない」と思い込み、食事全体の栄養バランスを見直していませんでした。

“置き換え”が代謝を下げる原因になっていた

40代以降は、極端なカロリーカットが続くと体が守りモードに入りやすくなります。特に朝をプロテインだけで済ませる生活が続くと、体温が上がりにくくなり、活動エネルギーも伸びにくい状態に。

さらに、咀嚼(そしゃく)が減ることで満腹感を得にくくなり、結果的に夜に甘いものへ手が伸びやすくなるケースもあります。「頑張っているのに夕方に崩れる」というのは、こうした一連の流れが関係していることも少なくありません。

必要なのは“食生活全体を設計し直す”視点

プロテイン自体が悪いのではありません。運動後の補助や、忙しい日のサポートとしては有効です。ただし、それだけで食事を置き換えるのではなく、野菜や脂質、炭水化物を含めた“食生活全体を設計し直す”視点が大切。

Dさんは朝に卵や味噌汁を加え、プロテインは運動後だけに変更。すると冷えやだるさが軽減し、体の締まりも徐々に戻ってきたそうです。

ダイエットは「これさえやれば安心」という単純な話ではありません。それに体は年齢とともに変化します。なので、流行の習慣に飛びつく前に、自分の体が今どんな状態かを見つめ直して、自分に合った方法を実践していきましょう。。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)> ※プライバシーに配慮して、画像は生成AIで作成しています

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