「腸を整えれば、自然に痩せると思っていました」と話すのは、都内在住のNさん(49歳・事務職)。40代に入り、体重は大きく増えていないのに、ウエストまわりの変化が気になり始めました。

そこで取り組んだのが“腸活ダイエット”です。

毎朝ヨーグルトにグラノーラを加え、昼は発酵食品を意識。夜はキムチや味噌汁を欠かさず、腸活サプリも取り入れたそう。便通は確かに整い、「体の中がきれいになっている感覚」があったといいますが、数か月続けても体型はほとんど変わらなかったと言います。

「腸活=脂肪が減る」ではない

腸内環境を整えることは健康にとって大切です。ただし、それだけで脂肪が直接減るわけではありません。

「腸内環境を整えれば痩せる」と信じた結果…。40代女性がハマ...の画像はこちら >>

Nさんの場合、ヨーグルトや発酵食品に加え、ドライフルーツや甘酒なども積極的に取り入れていました。「体にいいものだから大丈夫」という安心感から、量への意識が薄れていたのです。気づけば糖質量は以前より増え、総摂取カロリーも上がっていたと言います。

“健康に良い”が落とし穴になることも

40代以降は基礎代謝が穏やかに下がりやすい時期。若い頃と同じ感覚で「体にいいもの」を増やせば、その分は蓄積に回りやすくなります。

さらに、腸活食品の中には糖分を多く含むものもあります。善玉菌を意識するあまり、血糖値の変動が大きくなっていた可能性も否定できません。

大人世代の腸活は“引き算も必要”

腸活をやめる必要はありません。

ただし、足し算ばかりではなく、全体の食事バランスを見ることが重要です。発酵食品は1日1~2品で十分。食物繊維は野菜や海藻から自然に摂る。そして睡眠やストレス管理も、腸内環境に影響します。「腸内環境を整えれば痩せる」という単純な図式から離れたとき、Nさんのダイエットはようやく上向き始めたそうです。

大人世代のダイエットは、ひとつの正解に依存してしまわないこと。それが遠回りを防ぐ一番の鍵になります。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)> ※プライバシーに配慮して、画像は生成AIで作成しています

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