ユネスコの世界遺産にも登録されているラウマ旧市街は、カラフルで繊細な装飾が施された建物や伝統工芸のボビンレースなどの雑貨店が並び、フィンランドの昔の姿を今も見る事ができる場所です。
今回はフィンランド第三の都市トゥルクから日帰り観光で訪れることができるラウマ旧市街を歩いてみましょう。トゥルクからバスで1時間半程の距離に位置するラウマは、フィンランドで三番目に古い歴史を持つ町。世界遺産に登録されていますが、静かで素朴な町の雰囲気が魅力です。
ラウマは15世紀頃にフランシスコ会修道院を中心として発展しますが、17世紀後半の大火災で町のほどんどを焼失しその後、地元の人たちによって復興されました。

古い家屋はレストランやショップ、博物館として利用されていたり、現在も地元の人たちが暮らしている家もあります。



一説ではラウマは港町の為、長い航海から町に戻った時に、自分の家がすぐに分かるようにしていたとも言われています。





18世紀の終わり頃からホビンレースはラウマの一大産業となり、近隣国に輸出するほどになりました。
ホビンレースの制作工程や、芸術品のように美しいレース作品の展示が中々見ごたえがあります。


博物館として公開されているマレラは、船主のガブリエルが所有していたもの。ラウマの素朴な町並みからは想像できないような豪華な邸宅ですね。



15世紀後半に建てられた聖十字架教会は当初は修道院の教会でしたが、宗教改革の為閉鎖され後に福音ルーテル派の教会となりました。



ぜひフィンランド旅行の際には少し足を延ばして、世界遺産の町ラウマを訪ねてみませんか?
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