家の出入り口である玄関、急な来客も必ずここには通さなくてはなりません。だからこそ、できることならすっきりとさせておきたい空間です。
玄関を隅々まで活かす、隙間活用術
家族が多ければ、その分靴も増えます。靴が片付かないと掃除もしづらく、家の入り口としての体裁もイマイチ。でも、玄関を見渡すと気になる隙間がありませんか?その隙間を活用すれば、玄関に抱いていたストレスや不満がすっきり解消されるんです。まずは、靴箱下の狭い隙間に目をつけて快適な玄関づくりに成功された、yukoさんのアイデアを見ていきましょう。
■お話をお伺いしたユーザーさん
yukoさん主人と子ども2人の4人家族です。2014年5月に地元のハウスメーカーで家を建てました。共働きのフルタイムで、仕事の時間も不規則ですが、居心地の良い家にするにはどうしたらいいかを日々考えています。
■隙間があるから、置いてみよう
ご夫婦とお子さん2人の4人家族であるyukoさん宅の玄関は、落ち着きのある好印象なすっきり空間です。家族が多ければ起こってしまいがちな「靴の出しっぱなし」も見受けられません。その秘訣は、写真右側に見える、靴箱の下の狭い隙間を有効活用されている点にあります。
■スノコ×キャスターで、狭い隙間の利便性をUP

靴箱下の狭い隙間……あるとついつい靴を入れ込みたくなりませんか?でも、そのまま隙間の奥に入れてしまうと、取り出しづらい上に、暗くていざというとき探すのも厄介だったりもします。そんなストレスをキャスター付きのスノコひとつで見事に解消されているのが、yukoさんのアイデアのポイントです。スノコは薄く狭い隙間との相性も抜群ですし、キャスターが付くことで、すのこごと中身を引き出せるので掃除も楽々。また、すのこは通気性にも優れているため利便性だけでなく、靴の管理面にも優れていそうです。
■リアルな実用例と魅力的なメリット

yukoさんに具体的な使用感やメリットについてお伺いしたところ、『大人用で3足、子ども用でも並べ方や向きを変えたら5~6足はしまえます。とりあえずしまえたら掃除ができるし、急な来客のときもあまり見えないので助かります。』と話してくれました。靴箱下の狭い隙間も、プラスワンでこんなにも有用性が高まるんですね。
快適玄関を叶える、狭小隙間の活用メソッド
各ご家庭の玄関構造によって生まれる、独特の狭小隙間もきっとあります。靴箱下の隙間も、幅や高さはさまざまです。ここからは、応用性の高い4人のRoomClipユーザーさんの玄関×狭小隙間活用のメソッドをピックアップしていきます。
■可動性抜群の木箱で収納をプラス

靴箱下の狭い隙間は、このように木箱を嵌めて活用してみるのもスマートですね。中身が見えない分、おもちゃや工具の収納にも適しています。MIHさんは、木箱に取っ手やキャスターをつけて可動性を高めています。箱型のケースなら、靴以外のものをしまっておいても、必要に応じて使う場所にそのまま運ぶことも簡単そうです♪
■収納引き戸の裏側も有意義に活用

shangziさんが注目したのは、靴箱の引き戸裏に生まれるわずかな空間です。そこにタオルハンガーを取り付け、スリッパ置き場として活用されています。狭い玄関に来客用のスリッパを置く場所がない……、普段邪魔にならないところにしまっておきたい……なんて方は扉裏、要チェックです。スリッパだけでなく、薄手のスリッポンやビーチサンダルなどの保管場所にもピッタリですね。
■側面に見つける、引っ掛けスポット

掃除グッズに帽子、雨具、バッグ、などなど玄関には「引っ掛けておきたいもの」意外とありませんか?それならt.mさん流に、側面を活かしてみるのがおススメです。靴箱の側面の狭小スペースに玄関掃除用のアイテムを引っ掛けておけば、気になったときすぐに掃除できます。
■縦の隙間を活かす、斬新な靴収納

hirotoさんは、つっぱり棒とワイヤーラックという、狭小空間活用の2大アイテムと言っても過言ではない組み合わせで、ショップ見せシューズラックを作られています。この方法なら、狭小隙間にフィットする棚が見つからずデッドスペース化させてしまっている箇所にも応用できます。つっぱり棒の長さや、ワイヤーラックの網目・幅、フックの種類など組み合わせで、ライフスタイルに合った狭小隙間活用をしてみてはいかがでしょうか。
玄関にある狭小隙間は、アイデアひとつで暮らしを快適にするスポットに変わります。デッドスペース化している、使っているけど不満や悩みがある!と言う方は、ぜひ今回ご紹介した実例を参考にしてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部