本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。
今回は、インダストリアルインテリアにお住いのMmeetsNさんのお部屋です。ハードさに中に味わいある素材をミックスさせた、ぬくもりある辛口スタイル。そんな、MmeetsNさん流塩系インテリア作りについても詳しく教えていただきました。
今回教えてくれたユーザーさん♪
■プロフィール
MmeetsNさん代官山の築40年賃貸アパートを、原状回復前提でセルフリノベーションしている30代会社員です。無機質でシンプルながら、不規則さや生活感があるラフなインテリアが好きです。
■お住まい

いまのお部屋に決めた理由はなんですか?

「それはもう「私、代官山に住んでるんですよ~」と言いたくて。女子的中二病を、引っ越しを機に一度叶えてみてもいいかと思いました。利便性も恵比寿10分・代官山5分。家賃もお手頃と最高です。」
お部屋のこだわりを教えてください

「インダストリアルな塩系インテリアが好きなので、よくドイツ工場の写真を参考にアイテムを探しています。無機質(鉄やモルタル)なものと有機質(木材)なもののバランスが一番のこだわり。無機質なものだったら経年変化が出ている金属、有機質なものだったら古材やドライフラワーなどを使っています。」
気づいたらいつも居る場所はどこですか?

「ベッドの上です。漫画を読んだり、膝の上にMacを置いて仕事したり。大抵、うとうとしてその内寝ちゃいますね。
自己流、塩系インダストリアルの作り方【ここがポイント!僕&私の工夫】
■①色・素材・ニュアンスにこだわる

「ホワイト×グレー。その基調色以外は、いくら気に入っても買わない・置かないようにしています。素材のニュアンスも大切で、布なら綿の様に素材のラフさが出るもの、金属ならヴィンテージ感があるものを選んでいます。」
■②コーディネートは床・壁・天井からしていく

「既存の設備にとらわれず、床・壁・天井からコーディネートすると空気感がガラッと変わります。キッチンの床は元々「日本の賃貸っぽいフローリング」だった為、コンクリ感が出るフロアシートを並べました。シンク側のタイルも、白タイルの壁紙を貼り直してます。」
■③「置きすぎない・やりすぎない」を意識する

「壁の余白があるとアレコレ置きたくなりますが…… ぐっ、と我慢して一つの壁につき主役は一つだけにしています。テレビ台の上には、プリントパックで印刷したA1サイズのポスターのみを。」
■④モルタルを使う

「モルタルを使うと一気に塩系に。キッチンカウンターと、テレビ台の天板はモルタルを使ってDIYしました。自分でもすごくお気に入り、食器やガラスとも相性ばっちりです。捨て方どうしよう、とだけ思ってます……」
最近買ったナイスなアイテムを教えてください
ITEMPUEBCOのアイアントレイPRICE2,160円
インダストリアルで無骨な空気感がありつつ、清潔感と可愛らしさがあってお気に入りです。瓶と相性が良いので、アロマや化粧品のディスプレイに使ってます。
今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください




「天井にむき出しの配管をはしらせたいです。本当は天井板を抜きたいのですが、そこは賃貸の限界なので……。
お話をお伺いして

MmeetsNさんのお部屋のレイアウトは、部屋の奥にベッド、机、TVを平行に配置。仕切りを設けず、一体感のあるレイアウトで、限りある空間を有効に活用することができます。憧れの土地で、理想のインテリアを実現させながらも、肩の力を抜いたゆるさが魅力でもあるMmeetsNさんのライフスタイル。その程よいラフさは、インテリアスタイルともつながります。ハードな素材×ヴィンテージの味わいのミックスバランスから醸し出されるカッコいいラフ感は、繊細でインテリア感度の高いMmeetsNさんだからこそなせる業。やわらかな布類やドライフラワーもプラスされ、空間はさらに居心地の良さをまといます。一人部屋探し、間取りにこだわるのもいいけれど、理想の土地を選んでセルフリノベーションしながら暮らしていくという選択も素敵です。MmeetsNさんの塩系インテリア作りのポイント、皆さんも参考にしてみませんか?
執筆:RoomClip mag 編集部