ラフさや無骨さが人気の、インダストリアルインテリア。一日の多くを過ごすご自宅は、リラックスできるかどうかも重視したいですよね。
家具やテキスタイル類でひと工夫
ナチュラルなインダストリアルインテリアは、まず家具やテキスタイル類を工夫してみましょう。ポイントは、どれだけの割合でインダストリアルを取り入れるか。金属などの工業系アイテムが多いと、素っ気なさが目立ってしまうかもしれません。どのようにして、釣り合いの取れたお部屋を作るか、そのコツを見てみましょう。
■木目調やブラウンの家具を選ぶ
ナチュラルなインダストリアルインテリアを作るときに、ぜひ選びたいのが木目やブラウンの家具です。自然を感じさせる素材や色は、お部屋を優しい雰囲気にしてくれます。インダストリアルなアイテムは、多く取り入れすぎないことでさりげない無機質感を。すべてが調和し、居心地の良さそうなお部屋が完成していますね。
■色もの家具は明度を落とすとGOOD

monchuckさんがセレクトしたのは、やや暗めのブルーのダイニングチェア。色もの家具でも、少し明度を低めにすることで、フローリングのお部屋にしっくり馴染んでいますね。さらには観葉植物で、爽やか感をプラス。黒色の照明やポスターなどで、空間をキュッと引き締めているのもポイントです。
■黒色を多く使うとまとまりが出る

家具はブラウンや木目調のもので統一し、テキスタイルは黄色や黒色などを採用したmacaさん。お部屋にまとまりがあるのは、黒色を多く取り入れているからですね。
植物で癒し要素を取り込む
植物を取り入れると癒されるとともに、グリーンが一際明るさを生み、お部屋がクールになり過ぎるのを軽減してくれます。色調のメリハリもヒーリング要素も、両方手に入れたいという方のために、植物の効果的な取り入れ方3つをご紹介しましょう。
■アンティークとたくさんの植物で優しさを

アンティークなキャビネットに、たくさんの植物を飾っているお部屋。植物を入れる容器は無機質なものにすることで、植物の優しさとインダストリアルが見事に共存していますね。キャビネット上は、金属の収納アイテムで無骨さを。黒色の英字タペストリーも飾ることで、外国のお部屋のようなおしゃれさがあります。
■ドライフラワーでシックに

ドライフラワーをたくさん飾っている、Ryotaさんのお部屋。ドライフラワーの、色味が抜けた独特の風合いが、インテリアにシックさをプラスしていますね。照明やキャビネットなどは、メタリックなものをセレクト。ナチュラルとインダストリアルのアイテム選びのバランス感覚が、とても参考になる実例ですね。
■大きな観葉植物でメリハリをプラス

ik_journalさんのお部屋では、大きな観葉植物を設置。目を引く植物が1つあるだけでも、お部屋にポカポカとした空気やメリハリが生まれます。家具はアンティーク風のもの、さらには黒色の家具で、懐かしさと共に引き締め感を。まとまりがあって、まるで海外に来たかのような、上質で完成度の高いお部屋ですね。
壁紙を変えてワンランクアップ!
壁紙などで壁の雰囲気を変えてみれば、より洗練されたインテリアが完成します。選ぶときは、レンガや板壁など、外国のお家のような壁材を選ぶのがベスト。ぜひここでご紹介するRoomClipユーザーさんのお部屋を参考にしてみて、こなれたナチュラル・インダストリアルインテリアを目指しましょう!
■レンガと板壁でカリフォルニアバーのように

maicoさんのダイニングキッチンで使われているのは、柱にほどこされたレンガタイル。そして、カウンターには板材が使用されています。深みのあるブラウンが、大人なムードを演出していて、まるでカリフォルニアのバーのようですね。こちらでいただくお料理やお酒が、より美味しいものになりそうです。
■サブウェイタイルでお部屋に変化を

こちらのキッチンでは、正面の壁にサブウェイタイルがほどこされています。目が行きやすい正面の壁だけを変えることで、インテリアに変化を。床材やカウンターの壁、家具などには木のものを使用することで、ぬくもりを感じられ、とてもゆっくりと寛げそうです。
■グレーの板壁はうれしい効果がいっぱい

t_e_t_o_t_eさん宅のキッチンカウンタースペースは、ウッディであたたかみにあふれていて、インダストリアルなアイテムがバランス良く配置されています。観葉植物によって、お部屋がより明るく見える効果が発揮されています。1つ1つのアイテムにこだわりが感じられますね。
■インダストリアルはさりげなさが大切

colonさんのキッチンカウンターは、コンクリートブロックとヘリンボーン柄の板で作られています。ヘリンボーン柄はインパクトがありますね。
インダストリアルとナチュラルが融合されたお部屋は、程よい抜け感とカッコ良さがありましたね。居心地の良さも重視したインダストリアルスタイルは、お気に入りの空間になるはず。まずは、今回ご紹介した実例を真似してみてくださいね。
執筆:Lisa