ちょっとオシャレなカフェなどで、カプチーノやミルクティーに添えられているシナモンスティック。お料理のスパイスとして使われることが多い、芳醇な香りが特徴的な香辛料です。
シナモンスティックそのままの良さをいかす
シナモンスティックは、芳香と深い色が魅力的。スティックのフォルムをいかし、お部屋を彩るアイテムとして、ハンドメイドをしている実例をご紹介します。
■ビンに入れて周りに小花を散らして
リメイクしたチェストの上に、花かんざしを散りばめて、ミルクペイントでリメイクしたプリンのビンにシナモンスティックを立てて飾っています。立てかけたパーテーションもリメイクしたものだそう。ナチュラルカントリー風にまとまっています。
■ビーカーにフルーツや花といっしょに入れて
フラスコの中に、自作のドライオレンジといっしょに入れたシナモンスティック。並んでいるウォールナットとミモザを入れたフラスコと並べて置くと、華やかさが際立ちます。フラスコのガラスの透明感がポイントになっていますね。
■カゴに盛った植物といっしょに入れて
ハンドメイドで残った材料をカゴに盛りつけたら、ドライの花かごのでき上がりです。スツールの上に置けば、背景の流木やグリーンとも好相性です。
ちょっとこなれた使い方をしてみませんか
シナモンスティックのフォルムをいかして、飾りつけしてみませんか?束にしたり、つるしたり。思わぬアイデアで、こなれた感じに仕上がります。実例を見てみましょう。
■シナモンの束を飾る
シナモンスティックを束にして、麻ヒモでくくれば、まるでミニチュアの薪の束のよう。ナチュラルな雰囲気によく似合っていますね。キャンドルやグリーンリースなど、清潔感のあるアイテムと合わせて飾れば、そこだけ色づいたように重みが出て、こなれ感が出ますよ。
■ドライフルーツといっしょにつるして
右には洋書の1ページと重ねて、シナモンスティックとドライオレンジを連ねてつるしています。左には薔薇の実のリースが掛けられ、赤が印象的で上品。どことなくノスタルジックで愛おしいです。
■スワッグにしてつるしてみる
シナモンスティックの筒型の形状をいかして、穴にヒモを通し、松ぼっくりをつければ、まるでタンポポのようです。リサイクルの材料を使って作ったスワッグも、極上の仕上がり。束ねたところを太いヒモでまとめているところがポイントです。
リースにするなら、アレンジいろいろ
ドライフラワーや松ぼっくり、ドライフルーツと組み合わせて、シナモンスティックとのリースを作るのも楽しそうです。アレンジの仕方で配色も印象も変わってきます。どんなものがあるでしょうか?見てみましょう。
■ドライフラワーのリースにスティックをそえて
千日紅や花かんざし、ペッパーベリーで作った淡いピンクの甘さが、たまらなく可愛いリース。サインが入ったペーパーで巻いて添えたシナモンスティックが、アクセントになっています。これは見惚れてしまいそう。
■茶系統のリースづくりになじませて
木の実をたっぷり盛りこんで作ったリースのあちこちに、シナモンスティックがあしらわれています。大小混ぜて、いくつも並べていて、キレイですね。シャビーシックなボードのコラージュともなじんでいます。
■ドライオレンジと組み合わせてファンタジー
青麦とポポラスのドライに、ドライオレンジとシナモンスティックを組み合わせたリース。迫力ある作品で、アイデアが光ります。大地の息吹を感じさせてくれそうな、アーティスティックな大胆さも味わえます。
アロマワックスバーやハーバリウムに入れて
シナモンの香りの強さや樹木のようなルックスをいかして、アロマワックスバーやハーバリウムに入れてみても素敵です。ドライフラワーやドライのフルーツの甘い印象に、ちょっぴりスパイスをきかせてくれるので、アクセントにちょうどいいですよ。
■香りも楽しめ見た目もGOOD
おうちにあるドライの花材を使って、アロマワックスバーを電子レンジで作ったという作品です。茶系とレモンカラーの蝋がなじんでいますね。また、レモングラスのアロマとシナモンの香りの組み合わせも、ドライレモンが調和してくれそうです。
■花やシナモンがセットになったキットを使う
お店で購入できるハンドメイドのキットを使うのも楽しいですね。セットにシナモンスティックを入れるだけで、色が引き締まりますよ。英字新聞の上のアロマワックスバー。キリンのクッションカバーとも合間って、素敵な空間になっています。シナモンの香りもアロマと溶けてかぐわしい香りを運んできそうです。
■ハーバリウムに入れて
プリザーブドフラワーをハーバーリウムに使うと、色味がキレイに出てくれますね。シナモンが、海底に流れ着いた流木の断片のようです。ビンの口にかぶせたカンカン帽が、遊び心を感じさせて、ほほえましいですね。
個性的な香りとアクセントになってくれる色、フォルムが特徴的なシナモンスティックを使った、ハンドメイドをご紹介しました。そのままをいかした使い方も、工夫を凝らしたアレンジも楽しそうです。
執筆:たちばな ゆり(Yuri Tachibana)
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