お部屋の印象を決める重要なポイントの一つは「部屋全体のテイストが統一されていること」ではないでしょうか。家具をそろえなくても、布を使えば手軽に、大胆にお部屋の印象を変えることも可能です。
インテリアのアクセント!家具の上のランナー使い
カーテンやラグほどの大きな布を用意しなくても、テーブルやベッドの上に縦長の布をランナーとして乗せることで、お部屋の中に上手に差し色を取り入れることができます。お部屋に色を加える効果もありながら、さりげなく家具を保護できるのも魅力の一つ。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
■ランナー使いでテーブルを素敵に演出
お部屋全体のイメージチェンジは手間がかかるものですが、テーブルランナー交換だけなら簡単にでき、色や形で遊ぶことができます。こちらのユーザーさんのお部屋にはブルーのテーブルランナーがチョイスされています。縦にかけられた3つのシェードと横置きのテーブルランナーがラインを作り、統一感を生む効果もあります。
■ベッドランナーでワンランクUPの寝室♪

ベッドランナーとクッションカバーの色や素材を統一して配置すると、お部屋に差し色を加えて全体の印象を引き締めてくれる効果があります。こちらのユーザーさんはベッドランナー使いで寝室に高級感がプラスされています。お部屋の色をベージュ、茶、グリーンでまとめており、とても上品な印象に仕上がっています。
■お部屋の差し色としても使えるアイテム

お部屋の印象にちょっとスパイスを加えるなら、ランナーの色を差し色にして使ってみてはいかがでしょうか。こちらのユーザーさんは鮮やかな色のテーブルランナーを配置することで、グレーを基調にしたシックなお部屋にブルーの差し色を加えています。サイドに置かれたグリーンと相まって、引き締まった印象になっています。
大きな面積を布使いで大胆にカバーリング!
部屋を占める大きな部分に布使いを施せば、全体の印象を大きく変えることも可能です。色やテクスチャーを統一させることで全体に一体感を出し、「こう見せたい」という主張をすることができます。布でカバーするだけなので部屋を傷つけにくく、賃貸のお部屋でも楽しめる方法ですね。
■ラグチェンジでお部屋を一気に模様替え

さまざまな色や模様、素材の布を手軽にお部屋のインテリアに持ち込めるのがラグの魅力。こちらのユーザーさんはモノトーン・幾何学模様のラグをチョイスしました。お部屋の上部や左右に置かれている、ウッドやアイアンのフレームワークとラグの模様が見事にマッチしていて、お部屋全体に統一感を生み出しています。
■大きな布といえば、なんといってもカーテン

カーテンはお部屋の壁面を大きく覆うので、日よけの効果も然ることながら、全体の印象を決める重要な役割があると言えます。こちらのユーザーさんは色も素材も違うカーテンを重ねてみたら、偶然しっくりきたそうです。白いテーブルやベッドのチェック柄ときれいに馴染んで、外国のインテリア雑誌に出てきそうですね。
■好きなファブリックを窓辺にかけて

既成のカーテンではなく、好きな布をカーテン代わりに窓辺にかけてみるのも素敵です。こちらのユーザーさんはお気に入りのウールのショールを小窓にかけて冬仕様にしています。ポケットの付いたかわいらしいファブリックは北欧テイストのインテリアとも良くマッチしていて、暖かな雰囲気が演出されています。
アイデア満載!素敵に窓辺を飾る布
窓辺に飾る布の王道と言えばもちろんカーテン。さまざまな色と柄でお部屋を演出できます。今回ご紹介するのは、ちょっとしたアイデアや遊び心を加えた布をセンス良く窓辺に使用しているユーザーさん達の実例。外から光が入り、柄や色をくっきりと浮かび上がらせるので、お部屋に映るその影を楽しむのもまたよさそうですね。
■相性抜群!和室にぴったりマッチする布

カーテンに慣れてしまった世代にとっては、障子は時折もの足りなく感じたりするものです。こちらのユーザーさんは、IKEAの布を障子の上にかぶせるというアイデアを提案。布の網目を生かす貼り方で障子の上に曲線を生み出し、照明装置のように変えてしまうことに成功している、素晴らしいアイデアです。
■まるでフレームワーク!カーテンの柄で遊ぶ

こちらのユーザーさんはモロッカンスタイルを目指しているとのことで、カーテンも個性的な柄をチョイス。内側の薄いカーテンに描かれた連続性のある柄は、窓にアイアンフレームがあるかのような面白い印象を作り出し、目隠し効果もバッチリです。上に重ねられたカーテンともマッチしていて、うまく空間を演出されています。
■古着をリメイク!窓を飾る布

既製のカーテンになかなかグッとくるものが見つけられない経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。イメージどおりのカーテンが見つからないなら、自分で作ってしまうという方法もあると教えてくれるのがこちらのユーザーさん。ヴィンテージ古着の風合いを活かし、雰囲気のあるカーテンに仕上がっています。
お洋服だけじゃない!ヴィンテージレース活用法
これまで大きな布をご紹介してきましたが、小さくても質の良い布をお部屋に飾ることで、今までと違った雰囲気を演出することもできます。高価なイメージのあるアンティークレースですが、少しの長さでも手に入れば、置く・吊るす・掛けるなど、さまざまな方法によって立派なインテリアアイテムとして活用できます。
■少し大きめサイズでカフェカーテンのように

アンティークレースは布の風合いや織り方、柄にさまざまな個性があります。こちらのユーザーさんはトイレの小窓にアンティークドイリーを重ね掛けし、カフェカーテンのようにディスプレイ。布自体のデザインにとても動きがあるので、周りのディスプレイと相まって、ナチュラルながらも楽しい感じが演出されています。
■真似してみたい!窓辺に揺れるレース♪

レースはさまざまな幅や柄があって、少しずつ集めるのも楽しいものですよね。こちらはアンティークレース数種類を窓辺に並べて吊るすアイデア。目隠しのようにも活用でき、またレースそのもののディスプレイにもなっているという一石二鳥のアイデアです。白がベースのナチュラルなお部屋にしっくり馴染む見せ技の好例です。
■木のハンガーに掛けて、ナチュラル感を演出

飾り方のアイデアとして、木製のハンガーを活用してみてはいかがでしょうか。こちらのユーザーさんは木製のハンガーにアンティークレースを吊るして飾っています。木製ハンガーはナチュラルな布地の風合いと相性が良く、アンティークレースを引き立ててくれています。ハンドメイドの刺繍とも相性バッチリです。
いかがでしたか?お部屋に取り入れる布によって、雰囲気にさまざまな表情が生まれることがわかりましたね!布はお部屋を傷つける心配も少ないので、賃貸でもチャレンジしやすく、アイデアしだいで色々と楽しめそうです。
執筆:michel