RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は、ゆったりとした余白のあるインテリアづくりをされているirocoさんに、収納のコツや持ち物との向き合い方についてお話を伺いました。
今回教えてくれたユーザーさん♪
irocoさん夫婦、子供2人との4人家族です。築15年の中古戸建を購入し、自分たちでDIYをしながらお家ライフを楽しんでいます。物を持たないシンプルな暮らしを目指したきっかけは、仕事と子育てに追われている中で、部屋がぐちゃぐちゃだとイライラしていると気付いたことでした。時間はかかりましたが、物が減ったことで部屋が散らかることがなくなり、気持ちも落ち着いていることが多くなりました。『部屋の乱れは心の乱れ』を座右の銘に(笑)日々精進しています!
必要なものと気楽に暮らす

irocoさんは、家具や雑貨だけでなく色数もすっきりと厳選して、ミニマルな暮らしを楽しまれています。そして、目に見える部分も、普段は見えない部分も同じように、無理なく物がすとんと収まっているのが特徴的です。どのような点に気を付け、こだわることで、このように気持ちの良い収納をつくることできるのでしょうか?
irocoさん「見た目すっきり!物を持たない暮らしを意識しています。そのために今、手元にある物と向き合い、必要なものだけを残して収納するようにしているんです。それでもスペースがが足りなければ、もう一度、見直します。その上で、あえて細かく仕分けず、ざっくり気楽に続けられる収納を目指してます。」
なるほど、まずは持ち物の見直しから!ですね。必要なものだけだから、irocoさん宅はどこを見ても、無駄がなくすっきり落ち着いています。そして、その状態を維持するポイントは『使いやすさ』。ここからは、irocoさん流のざっくり気楽だけれど、見た目も使いやすさも抜群の収納づくりについて詳しく伺っていきます。
押さえたのは、3つの見せると隠すの選び方
■その1 色・形が揃うものは、並べて見せる

「タオルやトイレットペーパーなど、同じ色・形で並べられるものは、隠さずに収納しています。並んでいると、なんとなく生活感も少なくなるような気がしますし、なんと言っても取り出しやすいです。」
■その2 細かいものは、カゴやケースに6割ずつざっくり隠す


「収納ケースは、見栄え重視で同じものを並べて使うようにしています。あえてラベルは貼らず、ざっくり物を入れています。細かく分類して、キレイに入れるのがとても苦手で……。その分、物をできるだけ少なくして、6割以上は入れないというルールを決め、管理しやすくしています。」
■その3 帽子はハイブリッドで玄関に置く


「うち、とにかく帽子がたくさんあるんです。これだけは断捨離しても減らなくて(笑)使用頻度も高いので、出しておく物、カゴの中に入れておく物に分けて、どちらも取りやすい玄関に置いています。同じ場所にあるので、見せる帽子と隠す帽子の定期的な入れ替えも楽チンです♪」
オススメの収納アイテム
ITEM無印良品 壁に付けられる家具PRICE1790円(税込)~
実用性も高く、見た目も良いです。アイデア次第でいろいろな使い方ができるのも魅力。収納を変えたいときは、取り外しも簡単と便利です。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
irocoさん「私もとにかく片付けが苦手でした……。でも、キレイな部屋に憧れて考えた末、『物を減らす!』ということからはじめることにしたんです。今使っているかどうかを基準に断捨離をしたところ、収納スペースに余裕もできて、片付けもしやすくなりました。
物も頑張りも目一杯にしないこと

本当に必要なものを残す作業、意外と決心がいるかもしれません。でも、やってみると心地よい達成感を得られそうです。irocoさんは、まずそこから収納の見直しをはじめます。そして、身が軽くなったところで、心も軽くする頑張り過ぎない整頓へ。同じものが並んでいると気持ちがいい、ケースの中は余白があると使いやすい……そんな発見や工夫を重ねて、物も頑張りもほどほどで良い収納を実践していました。
毎日のことだからこそ、繰り返しても苦にならないことが大切です。irocoさんのように、潔く、抜くべきところは力を抜いた収納で、自分にあった続けられるすっきりを見つけてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部