RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は、白や白木調をメインとした爽やかなインテリアづくりを楽しまれているwappin39さんに、収納のコツをお伺いしました。
今回教えてくれたユーザーさん♪
wappin39さん7歳と4歳の息子がいる、4人家族です。2019年2月、こだわりを詰め込んだ注文住宅が完成。ビーチスタイルや西海岸風の家を目指し、少しずつ手を加えながら居心地のよい家をつくりあげていくのが最近の楽しみです。
注目したのは、簡単さと隠しやすさ
wappin39さんは、インテリアで好みのビーチスタイルや西海岸スタイルを存分に楽しまれています。それを実現する背景には、きっと計算された収納計画があるはず……。ちなみに写真は、玄関からリビングの間に設けられたファミリークローゼット内です。ごちゃつくことなくショップディスプレイのようにスッキリしていますね。家族と言えども年齢も性別もそれぞれ、みんなにいつも同じように片づけてもらうのはなかなか難しいものだと思うのですが、wappin39さん宅では、収納をどのように取りまとめていらっしゃるのでしょうか?
wappin39さん「私も片付けは苦手なのですが、家族はもっと苦手です!手間が多いと面倒でやらなくなります。そこで、ワンアクションでいかに簡単にしまえるか・お客様が来た時、いかにすぐ隠せるか、の2点に注目しながら少しずつ工夫して改良しているところです。」
なるほど、遊び盛りの男の子たちは特に『片付け』というものを敬遠しがちかもしれません。そんな中、収納や片付けを自然と生活の中に組み込むには『簡単さ』への配慮は不可欠。ワンアクションならば、無理なく片づけることを当たり前にできそうですね。また、来客時の隠しやすさはどんなご家庭でもチェックしておきたいポイントではないでしょうか。
今回、収納スタイルや片付けの習慣化に何かと頭を悩ませることも多い、家族の衣類との付き合い方についてwappin39さん流の工夫をお伺いすることができました。
ネックから学ぶ、手間の少ない衣類整理の3メソッド
■その1 ファミリークローゼットを玄関からリビングの間に配置

「前の家ではいつも玄関に、皆のカバンや上着が散らかっていて嫌でした。そのため新しい家には、玄関先にファミリークローゼットをつくりました。お客様が来た時は、扉を閉めればすぐ隠せます。アメリカのmudroomを参考にしました。
mudroom=土足生活が基本となる諸外国、主にアメリカにおける『玄関または玄関にある汚れた靴や外套を着脱する小部屋(土間)』の意。」
■その2 フック活用で、面倒なアクションを最小限に!

「ファミリークローゼットでも、玄関でも、いちいち衣類をハンガーに掛け直す手間が面倒なので、ワンアクションで掛けられるフックを愛用しています。取り付けは全て自分たちで行いました。レインコートや帽子、鍵……何でもすぐ掛けられるので、とても便利です。ただ、下地をもっと増やせばよかったと、少し後悔。」
■その3 衣類は重ねない収納でパッと見やすく

「引き出しやケースに収納する衣類に関しては、重ねず立てて収納することで、ひと目で全体を把握しやすいようにしています。断捨離が苦手でものが増えてしまいがちなので、『ひとつ買ったらひとつ捨てる』を心掛け、増やし過ぎないようにも気をつけています。」
オススメの収納アイテム
ITEMニトリ 簡単組立て Nクリック ボックス レギュラー2段PRICE2,490円(税込)
ランドセルや学校用品など、子供関連の収納に3つ並べて使っています。とにかく組み立てが簡単!棚の高さが変えられる点やインボックスが充実している点が魅力です。インテリアに合う、白い木目調もお気に入り。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
wappin39さん「私も正直片付けは苦手なので、基本的には見えるところに散らかっていなければOKとしています。でも、散らかっているものがあれば、『どこに置けば片付けやすいか、簡単にしまえるか』をよく考え、収納場所をつくる、再検討するようにしています。今一番、自分の家の中で散らかっていて嫌な場所はどこなのかを見つめ、そこからはじめてみるのがよいかもしれません。」
どうして散らかっているのかを考える

散らかっていると気分が下がる、家族になかなか定着しない整理整頓のルール……積み重なると結構なストレスですよね。でも、wappin39さんの収納のコツや工夫を伺った後だと、そんな『ストレスたち』が実はチャンスであることが分かります。『どうして散らかるのか』を知れば、『どうすれば散らからないのか』が自ずと見えてくるはずだからです。
もちろん、原因もそれを解決する答えも各家庭によって異なります。ぜひwappin39さんの工夫や目の付けどころを参考に、自分の家族ならではの、片付けの突破口を見つけてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部