RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回お話をお伺いしたのは、たっぷりと残る余白が、心地よい開放感を演出する、モノトーンベースのインテリアを楽しまれているkumiさんです。
今回教えてくれたユーザーさん♪
kumiさん夫婦と男の子2人の4人家族です。2014年に家を建てました。定期的に断捨離をして、シンプルでスッキリとした収納を目指しています。
定位置が明確な、元通りにしやすい収納

kumiさんのつくる収納の中は、お宅のインテリアと同じように余白があります。だからこそ、スッキリ使いやすそう。なにより、収納を開けた時の気持ち良さが格別ですね。ものが、収まるべきところに収まっている姿も秀逸です。まずは、収納づくりに際してこだわっていることや、大切にされていることからお伺いしてみましょう。
kumiさん「ものの定位置は必ず決めています。引き出しの中を細かく仕切ることで、取り出す時にひと目で分かりやすくなり、確実に同じ場所に戻すことができます。」
なるほど、確かにkumiさんの収納の中は、きちんと仕切られています。しかも、ものに合ったサイズで仕切られているのが特徴。この上なく、ものの居場所が明確です。
ここからは、何かと苦戦することも多い『キッチンの引き出し収納』を例に、kumiさん流の収納づくりのポイントとなる3つのメソッドをご紹介いただきます。
キッチンの引き出しで見る、無駄のない収納の3メソッド
■その1 同じものを揃える

「大人用の箸は同じものが10膳あります。ペアを探す手間が省けてオススメです。粉物の容器も同じものを揃えると統一感が出るし、引き出しの大きさに合わせることで無駄なスペースも生まれません。」
■その2 代用で、ものを減らす

「我が家にはフライパンがありません。ティファールのウォックパンで代用しているんです。ウォックパンでは、パスタやカレーもつくることができます。他にも、何かで代用できるものは増やさないように心がけています。」
■その3 テイストや色を一貫する


「キッチンで使うものは白、ガラス、ステンレスで統一することで、引き出しを開けた時のごちゃつきを抑えることができます。食器も同様に、カラフルなものは避けています。」
オススメの収納アイテム
ITEM無印良品のポリプロピレンケース引出式・横ワイド・薄型PRICE890円
文房具収納に使っています。シンプルで使いやすく、買い足しやすいのが魅力。中の仕切ケースも無印良品です。上に重ねても安定感あります。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
kumiさん「ものが多いまま収納しても、探しものが増えたり、元の場所に戻せなかったりします。とにかく余分なものを持たないことを徹底すると、キレイに片付くと思います。
不足なく、無駄なくで生み出す余白

kumiさんは、ものの減らし方が巧みです。必要なものを知り、代用を見つけ、揃えることで整える、だからkumiさんはものを減らしても、不足を感じることがありません。また、お話を伺う中で『揃えること』の利便性を改めて知ることができました。例えば、同じ箸を揃えておけば、ひとつが破損してもすぐに替えがあります。同じ収納容器を使えば、美しく収まり使い勝手も揃えることができるでしょう。揃えることひとつでも、さまざまな便利さや魅力があるんですね。
今回は、キッチンの引き出しをメインに収納のコツを教えていただきましたが、その工夫やアイデアは他の場所でも活かすことのできるものばかり。ぜひ、不足なく減らし、心地よい余白を得るkumiさんの収納を参考に、暮らしを整えてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部