RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は、見せない収納を基本にしながら、穏やかでシンプルな暮らしづくりをされているrunaさんに、キレイを保ちやすい収納づくりのコツをお伺いしました。
今回教えてくれたユーザーさん♪
runaさん夫婦と子供2人の4人暮らしです。2016年から、二世帯住宅に住みはじめました。家族が暮らしやすい空間をつくりつつ、その中でうまく、自分らしいミニマルライフを楽しむことを心掛けています。
ものにも帰る家をつくり、明確にする
runaさん宅のインテリアは生活感がほとんどなく、スッキリと洗練されているのが特徴です。そのため、厳選された家具の佇まいが際立ち、ラグジュアリーな雰囲気すら漂います。ご家族4人の暮らしならば、ひとりくらいは片付けが苦手だったり、ものを増やすのが得意な方がいたりしそうなのですが、どのようにして、心地よいミニマルな空間をキープされているのでしょう?まずは、runaさん流の収納への考え方やこだわりからお伺いしてみます。
runaさん「ものは必要最低限に厳選し、見せない収納でスッキリと暮らせるようにしています。また、私たちには帰る家があるように、ものにも戻る場所をつくりました。テプラでより明確にしています。こうしておくことで、家族の誰が見ても、どこに何があるかが分かるので、確実にものが居場所に戻ります。」
なるほど、『ものにも帰る場所を』素敵な考え方です。テプラで表札をつければ、誰が見ても、どこが何の家なのかがわかります。使うときもしまうときもスムーズだと、自然とベストな状態へとみんなが導かれていくんですね。
ここからはさらに、より快適に使えて、より家族のライフスタイルに適った収納の工夫たちにフォーカスしていきます。
気持ちよく、自然と実践できる収納づくりのコツ3つ
■その1 用途ごとの分類で、今欲しいものがすぐ揃う



「用途ごとに分類収納しているので、一度、扉を開けるだけで欲しいものが全て揃います。特に、ダイニングテーブル後ろのパントリーは大容量で、大型の家電製品はもちろん、文房具、医薬品、書類、お菓子、日用品ストック、子供の工作セットなど、よく使う一軍が丸ごと収まります。生活動線にもよく適った、頼もしい存在です。」
■その2 戻しやすく、テプラで定位置を明確にする

「どんなに上手に仕切って収納していても、ものを戻す位置が家族全員に分からないと意味がありません。そこで、テプラでどこに何が入っているのかを明確に表示しています。」
■その3 溢れないように、持ちものの量に制限をつくる


「夫はオシャレが大好きです。そのため、服や靴など身に付けるものがたくさんあります。そして、私には彼の趣味を捨てさせることも、否定することもできません。そのうえで、家にものを溢れさせないようにとった策が、『決めた収納スペースから、はみ出さない量でオシャレは楽しみましょう』というルールづくりです。例えば、夫の服と靴のスペースは今、全て埋まっているので、次に新しいものを買うときは、ひとつ断捨離してもらいます。」
オススメの収納アイテム
ITEMニトリのレターケース9個引き出しPRICE2,085円(税込)
引き出しの中を、もののサイズに合わせて仕切れるようになっています。しかも、重ねることもできるので、省スペースにたくさんの細かなものを収納することができます。家族全員が使いやすいと、大絶賛してくれている愛用品です。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
runaさん「もので溢れていると、どこに何があるのか把握しづらく、収納にもそれだけ広いスペースが必要となります。そこで、まずは断捨離から見直してみてはいかがでしょうか?私の場合、1年使わなかったら断捨離します。
必要と向き合って、適量と暮らす

runaさんの、今使いたいものをひとまとめにする分類、そして定位置を明確にするラベリングの組み合わせは、実に理に適っていてスマートです。分類する時は、ついものの種類に目を向けがちですが、どんな時にどんなものと使うのかまで考えて定位置を決めると、暮らし全体が軽くなります。また、家族の趣味や好みを否定することなく、必要と適量を見極めやすくするルールも素敵でしたね。
runaさんは、家族全員の暮らしやすさや楽しみを大切にしながら、ミニマルに暮らしを整えています。その秘訣は、家族とも、ものともきちんと向き合うことかもしれません。家族により正解は様々あるはずです。ぜひ、runaさんの、気持ちも動作も、ものの量も、上手に軽くできる収納づくり参考にしてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部