年末が近づくと頭をよぎるのが大掃除。あちこち忙しく掃除して片付けて、年末は毎年ぐったり、はたまた間に合わず年越し……なんていう経験はありませんか。
まずはモノを減らそう!断捨離の鉄則3つ
片付かない原因の多くは、モノが多すぎるからかもしれません。以前は必要だったものが今では不要になっていたりするものです。定期的に持ち物を見直してまずは減らすことからはじめましょう。ただし、やみくもに取り掛かるのは挫折のもと!ポイントを押さえて断捨離成功を目指しましょう。
■場所を決めて計画的に取り組む
naworinさんは、片付けたい場所をリストアップして30日間の断捨離にチャレンジしています。はじめに見とおしを立てておけば、小さなゴールを積み重ねながら達成感を味わうことができますね。特にやみくもに手をつけて挫折しがちな方は、面倒がらずにまず計画を立てることからはじめましょう!
■今ある量を正確に把握する

お鍋とフライパンを全部取り出し並べてみたら、思ったよりたくさんあったというmetoyouさんのキッチン。しまいこんだままではなく、いったん全部出して並べてみることで今現在の正確な数量を把握することができますよね。ついでに状態もチェックしながら必要かそうでないのかを判断していきましょう。
■仕分けルールを作る

6つのカテゴリに分けながら、洋服の断捨離を行うというaya__ieさんのアイデア。「いる」「いらない」の2択ではなく、その後どうするかといった具体的な仕分けルールをつくることで迷いにくく、しまうのもラクになります。手を止めずに進められれば、考え疲れて投げ出してしまうということも起こりにくくなりそうです。
捨ててしまうのをためらうときは
断捨離を進めていくと、読み返したい本や家族の思い出が詰まったものが案外場所をとっていることに気づかされます。大切にしてきたものを手放すのはためらわれますよね。しかし、思い出はこれからも増えていくもの。形を変えたり次の活躍の場を作ったりして、上手に断捨離しているユーザーさんの実例をご紹介します。
■電子書籍にチェンジしてスリム化

本の断捨離に挑戦したikeさんは、電子書籍にチェンジして残す方法を採用しました。形を変えることで、手元に残しながらも占有スペースをぐっと減らすことができます。お家の外でもお気に入りの本を読めるようになって一石二鳥ですね!
■思い出はアルバムにしてコンパクトに

fumitanさんはお子さんの作品を写真に撮り、フォトブックにしています。増えていく思い出たちをコンパクトに残すことができますし、スマホアプリを使えば作業もとても簡単です。大切な思い出だからこそいつでも見やすい形にしておけば、収納スペースの節約だけでなく家族団らんの時間がもっと楽しくなりそうです。
■必要とする人に使ってもらう

子ども服などの断捨離にフリマアプリを活用しているpika.さん。引き取り手さんと直接コミュニケーションをとれるので、思い入れのあるものを手放す心苦しさが軽減されたり、ラッピングにも思いがこもるそう。手間と時間はかかりますが、しっかりお見送りができておこづかいにもなるのはうれしいですよね。
リバウンドしないお家はこうしている
コツコツと頑張った断捨離。その手間と時間を無駄にしたくないですよね。減らすことと同じくらい大事なのが、しまいかたです。考えなしに突っ込んでしまうとすぐに散らかったりモノで溢れてきてしまいます。
■1か所に詰め込み過ぎない

余白のある収納を心掛けているというitousanさんの引き出しの中。詰め込み過ぎず、ひとつひとつに定位置が与えられてすっきりと収まっています。使ったあとも不思議と定位置に戻したくなりそうですね。探し物が多い人はぜひ余白を意識して収納してみましょう。
■ストック品はしまい方と買い足しルールが肝

Michiさんは引出の中のかごに一種類ずつ「ここに入るだけ」と決めて収納、空になったら補充するルールにしてストック品の管理をしています。在庫状況が一目瞭然なので、買い忘れや無駄な買い足しがなくなりそうですね。スペースに余裕を持たせてあるので、出し入れがとてもしやすそうです。
■しまわなくてもいいしくみをつくる

服はハンガーにかけるだけ、衣替えもしないというjoker27さんのクローゼット。必要な服をハンガーに掛けられる分だけ持つことで、畳んだり入れ替えたりといった今まで当たり前にしていたアクションが省略可能に。ストレスなく続けられる自分なりのしまい方が見つかれば、キープのしやすさが格段にアップしますね。
■「お気に入り」率をあげる

断捨離をして、出ているものはお気に入りのものばかりになったというshinoさんのキッチンです。ひとつひとつのものがいきいきとより美しく見えてきますね。好きなものの割合が高くなると、その状態を保ちたくなるもの。新たに何か迎え入れるときには、同じように大切にしたいものを選ぶように心がけたいですね。
執着を捨てて必要なものだけを残し、残ったものたちが活躍できるようしまうことで、生活の質がぐんと上がりますよ。
執筆:みのるり