RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、格式あるホテルのような上品で落ち着いた雰囲気のインテリアづくりをされているparfaitさんと、そのお宅をご紹介していきます。
今回ご紹介するのはこの方です!
parfaitさんマンションで夫と妻(私)、ふたり暮らしをしています。自粛期間中に、重い腰を上げて断捨離をしました。生来のナマケモノですが『このままキレイを保つぞ!』という意気込みで、RoomClipに参加しました。
質感と風情で味わう、洗練されたシンプル
■クラシカルな落ち着きをまとったモダン
広島県在住のparfaitさんご夫婦のお住まいは、3LDKのマンションです。スッと洗練された空間に導かれるようにLDKへ入ると、自然光に優しく照らされた、穏やかで上質な空間が迎えてくれます。現代的にシンプルにまとめられた中に、和と洋の古き良き時代に思いを馳せたくなるクラシカルな趣が漂っているのが印象的。そのバランス感覚の絶妙さは、格式高い老舗ホテルが採用する和洋折衷に似ています。上品だけれど心地よく温かい……時の流れをゆるやかにしてくれそうな空間です。

休日ののんびりとした朝を思わせるリビングの一枚を拝見していると、ご夫婦の日常の豊かさをうかがい知ることができる気がします。ソファまわりのリネンで配色を楽しみながら、シンプルなインテリアに季節感などの変化を巧みに加えているのも素敵ですね。
■光と影、艶と煌めきがアクセント


parfaitさん宅のインテリアで目を惹くのは、質感です。真鍮、ガラス、木、革……異素材が心地よく手を取り合い、バランスよく主張し合っているのが特徴的。特に、ダイニングとキッチンまわりは質感と光と影の演出が際立っているように感じました。モダンとクラシカルを両立する真鍮シャンデリアの上品な煌めき、それを反射しながらするりと空間に溶け込むガラスのテーブル、そして揺らぐ波のような影。
ちなみに揺らぐ波のような影の正体は、レースカーテンの柄でした。朝日や夕日を受けて色も形もゆるやかに移ろう、天然の装飾を活かすことができるのも、シンプルに仕上げたインテリアならではの醍醐味かもしれません。

ダイニングテーブルまわりはparfaitさんにとっても思い入れの強い場所です。写真は、ご夫婦の特別な日の食卓の様子。いつもそこにある煌めきと艶、上品な雰囲気はこうした瞬間をより一層輝かせると同時に、外出先では味わえない自分たちらしさという温もりで包み込んでくれそうですね。当たり前の毎日も、とっておきのひとときも、ゆったりと包み込むインテリアの懐の深さに、改めて感嘆の息が漏れます。
■ホテルに学ぶ、散らからない仕組み

心地よい環境は、どうやってつくるのか、どうやって維持するのかというのも気になるところですよね。parfaitさんは、ホテルライクな収納メソッドで、使いやすく散らからない仕組みをつくられています。例えば、よく使うもの、毎日手に取るものは『出しておいた方がいい』という判断から、オープンかつアクションレスなこのような収納スタイルをとられているのだとか。ツールの素材や色をそろえ、余白を残すことで雑多な印象を感じさせないのもポイントです。


洗面まわりはホテルアメニティーのレイアウトに倣った、本格的なスタイルでした。ちょっと忙しい朝、疲れた夜でも、こんな風にきちんとした洗面に向かうと、自分とももっと丁寧に向き合えそうな気がします。
parfaitさんご夫婦のつくる空間は、品よく穏やかでゆったり上質です。でもそれだけでなく、旅先の素敵な客室で受ける背筋がしゃんと伸びるような、きちんと暮らしたくなるような感覚も与えてくれます。そんな暮らしづくりは、きっと大切なことを再発見したり、新しい気づきを得るきっかけをくれます。ぜひ今後もチェックしてみてください。
parfaitさん邸の間取り図

parfaitさん宅は3LDKの間取りです。採光の良いLDKはもちろん、それぞれのお部屋や水まわりなどすべての空間に、心地よく理に適った『ホテルライク』を散りばめられています。家具選び、配色、収納などあらゆる工夫をお見逃しなく。
parfaitさんのお部屋ギャラリー
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執筆:RoomClip mag 編集部