RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は、さっぱりとナチュラルなインテリアで暮らしを楽しまれているnonさんに、キッチン収納をベースに『内側まですっきり整う』収納づくりの秘訣を教えていただきました。
今回教えてくれたユーザーさん♪
nonさん3人の息子と私たち夫婦の5人家族です。8年前にマイホームを購入し、日々使いやすいように断捨離と収納を進めています。インテリアも素敵にしたいです♡
扉の中も気持ちよくきれいに♪

nonさん宅は、色数もものも控えめにさっぱりとした印象に気持ちよく整えられています。そっと、収納の中を覗かせていただくと、内側もインテリアと同様きちんと整理が行き届いていて爽快。ぎゅうぎゅう詰めになったり、バランスが悪かったり……扉や引き出しの内側は人目につかないからこそ油断しがちなところなのですが、どのようなことに気をつけると整えておけるのでしょう。まずは、気になるこだわりからお伺いしていきます。
nonさん「引き出しや扉を開けてもきれいな状態であるように、収納ケースの色やサイズをそろえています。何が入っているか分かりやすくするため、イラスト付きのラベルを付けているのもこだわりです。」
なるほど、収納道具選びがまず肝心なんですね。入れ物を同じ種類でそろえると、中身が分かりにくかったり、使った後同じ場所に戻していなかったりなんてこともありますが、ラベルがあれば安心♪文字だけでなくイラストを使うことで、ぱっと見で判断しやすいのも気が利いたポイントです。
ここからは、住まいの中でも特に『収納の内側カオス』が起きやすいキッチンの収納にフォーカスしながら、nonさん流のメソッドをさらに詳しく掘り下げていきます。キッチン以外でも応用できるアイデアばかりですので、さっそく拝見していきましょう。
内側まですっきりする、キッチン収納の工夫3つ
■その1 種類の多いゴミ袋は、サイズごとに掛ける


「ゴミ袋の収納場所をファイルボックスとプラダンでつくりました。ファイルボックスに合うように、プラスチックダンボールをカットして、ゴミ袋の種類ごとに掛けています。ひと目でサイズが分かるようにラベルをつけました。」
■その2 細かいグッズはフタ付ケースで小分けにする


「使い捨てスプーンや割り箸、ストロー、ペーパーナプキンなど細かいものは、それぞれフタ付きケースに収納しています。さらにそのケースをファイルボックスに立てることで、よりすっきり。
■その3 粉や固形調味料は、重ねられるボックスを活用する

「だしなどは、無印良品やダイソーの重ねられるボックスを活用して収納しています。下段にストックを入れて、上段を使用中用にしておくと、酒やみりんなどのボトル系調味料たちとも高さがだいたい同じになるんです。取り出しやすいし、見た目もすっきりします。」
オススメの収納アイテム
ITEM山﨑実業の包丁&キッチンばさみ差し プレートPRICE1,610(税込)円
従来の包丁差しはお手入れが難しかったのですが、こちらは底の部分が空いてるので、埃が溜まらないのが特徴です。上の部分は取り外しができ、洗いやすく重宝しています。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
nonさん「一気にやろうと思わずに『今日は引き出しひとつだけ』と決めると、隙間時間にできます。その際に、いらないものは処分してください。ものが減ると格段に取り出しやすくなります。」
乱れないしまい方を見つけよう

nonさんの収納メソッドは、収納グッズのコンビ使いがとても巧みでした。定番のファイルボックスを取り入れてみたものの、結局ファイルボックスの中でものが踊ってしまいゴチャゴチャ……なんて経験に覚えはありませんか?nonさんのアイデアは、その部分をしっかりとフォローしてくれます。もうひと手間、もうワンアイテム、もうワン分類!が秘訣。それだけで、使い勝手も見た目の気持ち良さも格段に向上することが、実例からもよくわかります。ボトル系調味料と高さをそろえつつ、ストック収納も兼ねる工夫も秀逸でしたね。
気合を入れて収納を見直しても、すぐ乱れてしまうと次への気力が起こりません。
執筆:RoomClip mag 編集部