「DIYで生活ニーズに当てはめる、隠さなくてもスッキリ馴染む収納」 by house_ismrさん

RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。

今回はお話を伺っていくのは、心地良い抜け感でワンルームでの暮らしを洗練されているhouse_ismrさんです。

今回教えてくれたユーザーさん♪

建築家の夫とWebデザイナーの妻、ふたり暮らしです。40平米のワンルームで暮らしています。

心地良く見えて、心地良く使える

house_ismrさんご夫婦がつくり出すワンルームは、余白にセンスを感じるナチュラルでシンプルな空間です。家具の質感やデザインはもちろん、そのレイアウトにもご夫婦ならではのこだわりが詰まっていそう。このように雑多さを覚えない素敵な眺めをつくるには、どのような収納を心がけると良いのでしょうか。まずは、house_ismrさんが実践する収納スタイルについてお伺いしていきます。

「全ての荷物を隠す収納をつくっても、生活しているうちにだんだん面倒で隠さなくなってしまいそうだとと思いました。そこで、我が家では隠さなくてもいい、使いやすい収納を心がけています。」

たしかに、全力で隠すのはなかなか骨が折れますよね。毎日のことだからこそ、少しでも面倒と感じる機会を減らせるスタイルは理想的です。でも、やっぱり『インテリアの邪魔になる生活感は隠したい！』と思うのが人の性。このジレンマをどう乗り越えるかは、収納づくりの大きな課題と言えます。そしてこれからご紹介していくのは、そんな課題をクリアするhouse_ismrさん流のとっておきメソッドたちです。

隠さなくていいリビング収納をつくる3つの工夫

■その1 DIYで安く済ませる

「必要な収納は、ホームセンターで変える素材だけ（木材・金物など）でDIYすることでコストをおさえています。」

■その2 無印良品を使いこなす

「棚の高さ・奥行き・横幅は無印良品のやわらかポリエチレンケースのに合わせました。そのため、スペースに無駄なく収まります。」

■その3 暮らしの変化に柔軟に

「賃貸でまた引っ越す可能性があるため、棚は全て分解できるようにしました。」

オススメの収納アイテム

安いのに形もよく、蓋をつけることもできる優れものです。白くマットな質感なので、インテリアを選ばないところも素敵だと思います。

最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました

「片付けのめんどくささを減らす収納システムを作れるかで、きれいに保てるかどうかが変わってくるかと思います。自分で収納をDIYすることで、自分の生活ニーズにぴったりの収納をつくることができるのでおすすめです。」

厭わず見せられる自然体

生活感をどうして隠したくなるのでしょうか。それはきっと、不規則なデザインやバラバラの色合いがノイズになるからです。そして、チグハグだから収まりも悪く、スッキリ片付かない。house_ismrさんの収納はシンプルだけれど、こうしたノイズをインテリアに溶け込ませるテクニックがたくさん詰まっていました。

ポイントはDIYです。コストをおさえながら、これからの暮らしにも対応させやすく、なにより使い勝手のいい収納ツールにサイズを合わせられるとメリットだらけでしたね。お話を伺う中で、ありのままの暮らし、自然体であることを心地良く見せるのも収納の楽しみ方なんだなと気が付きます。隠すより気楽な使い勝手を大切にしたい、自分らしさを心地良く味わいたい、そんな風に考える方は特に今回教えていただいたアイデアやアドバイスを参考にしてみてください。