柔らかな畳が与えてくれる、癒しにあふれた和室。洋風のお家でも、和室を設けているという方は多いですよね。

リビングと隣り合わせになっていることも多いですが、洋風のリビングと和室をうまく馴染ませるのはなかなか難しそう。そこで今回は、和と洋を上手に組み合わせた空間づくりの実例をご紹介します。



コーディネートの工夫

まずご紹介したいのは、洋風のリビングと和室を自然につなげるためのインテリアコーディネートです。畳や壁の色、インテリアアイテムなどを工夫すれば、自然なリビング・和室の空間ができそうですよ。さっそくチェックしてみましょう。


■白茶の畳で馴染みよく

和と洋を上手に組み合わせて☆リビングと和室が隣接しているお部...の画像はこちら >>


リビングの一角に和室が設けられている実例です。畳の色には白茶をセレクトしていて、リビングの床に使われているオーク材と相性抜群ですね。似た色味を使うことで、馴染みよい空間に仕上がっています。


■ジャパニーズモダンで

和と洋を上手に組み合わせて☆リビングと和室が隣接しているお部屋
撮影:Nozomiさん


墨色の琉球畳でジャパニーズモダンに仕上げられたお部屋です。仕切りの格子も落ち着いた深みのある色なので、和のよさを生かしつつ洋室とも馴染みやすい空間になっていますね。ダウンライトもスタイリッシュで見事な和洋折衷になっています。


■色合いを考えて

和と洋を上手に組み合わせて☆リビングと和室が隣接しているお部屋
撮影:Risaさん


リビングに隣接して小上がりの和室がある実例です。和室には淡いブルーのクッションを置きダイニングチェアにも淡い赤を使うことで、明るくキュートな印象に統一されますね。畳の青緑はチェアの赤と互いに引き立たせ合う補色の関係で、見栄えもよりよくなっています。


■アクセントウォールをうまく活用して

和と洋を上手に組み合わせて☆リビングと和室が隣接しているお部屋
撮影:okanaさん


リビングの奥に和室が設けられたこちらのお家。奥の壁はブルーグレーのアクセントウォールになっていて、手前のソファと統一された色合いですね。畳のグリーンともよく似合っていて、全体に一体感があります。



仕切り部分はこうする

和室とリビングをつなげる仕切りの部分。2つの空間を互いに馴染ませるには、この仕切りがポイントとなります。和室にも洋風リビングにもどちらにも似合う仕切りを選んで、自然な空間を作りたいですね。実例をご紹介します。


■格子扉でお店のように

和と洋を上手に組み合わせて☆リビングと和室が隣接しているお部屋
撮影:ma-shuさん


こちらのお家では、和室とリビングの間に格子扉が設置されています。まるで小料理屋のような佇まいにうっとりしてしまいます。格子扉という仕切りがあるおかげで、2つの異なる空間がうまく馴染んでいます。


■スタッキングシェルフでゆるく仕切る

和と洋を上手に組み合わせて☆リビングと和室が隣接しているお部屋
撮影:yuuさん


こちらのユーザーさんは、和室とリビングの間に無印良品のスタッキングシェルフを設置し、ゆるく仕切っています。無印良品ならではのナチュラルなテイストが、和と洋の接続部分にぴったり。天井は同じなので、広々した印象も保てています♪


■格子の間地切りで大人っぽく

和と洋を上手に組み合わせて☆リビングと和室が隣接しているお部屋
撮影:nacocoさん


リビングの一角に小上がりの和室があるこちらの実例。格子の間仕切りを採用することで、大人っぽいモダンな仕上がりになっています。和と洋というテイストの違いを逆に生かした籠り感のあるスペースで、品のよい雰囲気です。



空間の活用方法

和室とリビングが繋がっているからこそできる、空間の活用方法もあります。2つの空間をつなげれば、広々した大空間ができますね。広さを生かして、心地よいお家を実現しているユーザーさんたちをご紹介します。


■全体の一体感で景色を楽しむ

和と洋を上手に組み合わせて☆リビングと和室が隣接しているお部屋
撮影:kaedehomeさん


リビングから和室、そしてその奥のお庭まで一体感のあるお家です。視線が遠くまで通るので、広々した開放感がありますね。和室とお庭は2つ合わせて和の景色になっていて、リビングからの美しい眺めを構成しています。


■空間のつながりで便利に

和と洋を上手に組み合わせて☆リビングと和室が隣接しているお部屋
撮影:NyouRouさん


こちらのお家では和室とリビングがつながっており、間には段差もないので統一感があります。和室を作るとリビングが狭くなってしまう心配もありますが、こうして一体化できるようになっていると便利ですね。来客時には仕切れるよう、引き戸もついているそうですよ。臨機応変に使える空間になっています。


■オープンにして開放感を

和と洋を上手に組み合わせて☆リビングと和室が隣接しているお部屋
撮影:KotoRiさん


義理のご両親が泊まりに来た際に布団を敷けるよう、4.5畳にしてあるというこちらの和室。手前はリビングで、普段は仕切りを開けっ放しにしてリビングの一部にしているそうですよ。フラットなので1つの空間にもでき、開放的に仕上がっていますね。

和室と洋風のリビングが隣接しているお家の実例をご紹介しました。一見難しそうな組み合わせでも、コーディネートなどを工夫すれば心地よい空間が完成しそうですね。

ぜひ、参考にしてみてください♪



執筆:Moko
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